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わかっていない。自分自身の「なぜ」

以前、勤めていた会社でお世話になったお取引先の方で、不思議にご縁を頂き、退職後も私を気をかけてくださる人生の大先輩。

先日、その大先輩が、「ゴールデンサークルって知ってる? もしまだ見たことがなければ、ぜひ見てください」とレコメンドしてくださった。

検索すると、youtubeのTEDで「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」というサイモン・シネックの動画が出てきた。

私はそもそもリーダー気質ではない。
上に立ったり人を引っ張っていくような素質もない。

経営に関する話もあまり興味がなく、仕事上で必要な講習会でさえも、途中で眠くなる始末。
自分では到底、進んで見ないジャンルの動画。

なので、タイトルだけ見ると、自分にはまったく縁のない話かもしれないと思っていた。

大先輩のレコメンドなので、まずは素直に見る&感想はマストですよね…と思いながら携帯で動画を見はじめる。

それが・・・

18分程度の動画を見終わり、私は泣いていた。

話の内容は企業理念とかコンセプトの話だったかと思う。

でも、私は「私の生きている意味」とか、「自分の存在意義」を問われた気がした。

ゴールデンサークル
GOLDEN CIRCLE

「なぜやっているのか」がわかっている人や組織は、非常に少ないのです

何のために?何を信じているのか?
その組織の存在する理由は何か?
何のために朝起きるのため
なぜそれが大事なのか?


人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされるのです

自分が提供するものを必要とする人と
ビジネスするのではなく
自分の信じることを信じる人と
ビジネスするのを目標とすべきなのです


人々は「なぜやっているのか」に反応するのに
なぜやっているのか自分でわかっていなければ

投票してもらうにせよ
何か買ってもらうにせよ
みんなを引き付けられるわけがない

さらにはあなたがしていることに忠誠心を持って
加わりたいなどと思わせされるわけがない

自分の商品を必要とする人に売るのではなく
自分が信じるものを信じてくれる人に売ることを目指すべきです
自分の信念を信じてくれる人を雇うことを目指すべきです

人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされるのです

そして自分が信じていることについて語れば
そのことを信じてくれる人たちを惹きつけるでしょう

何をするかは信じることを
示す限りにおいて意味を持つのです

我々が導く人に従うのは
そうしなければならないからではなく
そうしたいからです
導く人に従うのは 彼らのためではなく
自分自身のためです


そして「なぜ」から始める人が
周りの人を動かし
さらに周りを動かす人を見出せる
力を持つのです

出典:サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか


わたしは「なぜ」そうしたいのか。

「なぜ」

が突き刺さる。
わかっていない。私は自分自身の「なぜ」が。

自分で自分の「なぜ(why)」がわからなければ、
どうやって(How)、何を(what)が出てくるわけがない。

この先の人生で、どんなにHowとwhatをかき集めても
心は満たされず虚しいだけではないのか。


私は、私と向き合わなければならない。
私自身を生き切るために、きちんと向き合わなければならない。

自分ときちんと向き合わなければならない事を、
この動画を通して思い知らされた。

そう、思い知らされた

出典:サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか


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