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純粋に相手のことを考えて仕事をすることができていますか?

「相手の予想を裏切れ!」
「成果物に+αのものをつけて相手を喜ばせろ!」
そんな風に上司から言われたり、ビジネス書で読んだ経験はありませんか?

だいたいは、仕方なく頭を捻らせて「+α」を考えることになります。

「予想を裏切る」とか「+α」というのは相手の経験をどう変えられるかにかかっています。
仕事の流れというのはある程度決まりきっていて、事前に結果の予測もある程度固めてしまうことが多いです。
アイデアを求められているなら、「これはすごい!」と驚く経験があるかもしれませんが、成果物なら基本は払った金額に見合うものしか出てこない(出せない)です。

求められているものを確実に担保した上で、予算からはみ出さないようにさらに一歩上を行くなら、残されているのは相手の経験を変えることでしょう。

つまり、仕事という結果の決まりきった世界にエンタメ要素をどこまで乗せられるかということです。

エンタメの原点は「楽しさ」「嬉しさ」の体験にあります。
相手の立場に立って、相手のことを想い遣り、それを付加価値として見える形で相手に体験してもらうことがエンタメです。
相手の気持ちを考える、というのが本当に、何よりも大事です。

「お笑い」というのがまさにエンタメの代表です。
相手が話の流れをどういう風に理解して、どんな感情を持ち、どう結果を予測し、どう楽しさを感じるのか・・・
そういった全体の体験をゼロから組み上げるのがエンタメに求められていることです。

ここに自分の視点は一切登場しません。
相手視点から徹底的に考え尽くされているのです。

嫌々考えたエンタメに誰が感動するでしょうか?
逆に、「相手のことを想い遣る自分」を優先して自己満足に終わっていないでしょうか?

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実際には相手の気持ちを考えて行動するのってすごく難しいと思います。

人間誰でも自分のことを一番に優先しようとしてしまいます。
純粋に相手のことを想い遣る気持ちは意識していないと忘れてしまいがちです。

特にビジネスの場だと立場や経歴が邪魔をして、そういったコミュニケーションが取りにくいことが多いでしょう。
「楽しさ」「嬉しさ」はお互いにとって一番大事な体験のはずなのに、一番後回しにされてしまいます。

常に相手のことを考えて行動するのは難しいかもしれませんが、重要なタイミングを抑えることはできるはずです。

例えば、簡単なところでも

「ありがとう!」
「楽しかった!」
「また一緒に食事に行きましょう!」

そんなこと言われたら絶対嬉しいですよね。
自分がされて嬉しいことを考えてみる。それだけでも、相手に与える体験は素晴らしいものに変えられると思います。

「予想を裏切る」とか「+α」というのは、自分にプレッシャーをかけて考えるものではありません。
どんな小さなことでもいいので、一歩踏み出してやってみましょう。

純粋に相手のことを考えて仕事をすることができていますか?

もし、相手を想い遣るように意識して行動できればあなたの会社も、周りの人も絶対に幸せにできます。

誰かを楽にして、自分も楽になれる文章。いつか誰かが呼んでくれるその日のために、書き続けています。 サポートするのは簡単なことではありませんが、共感していただけましたら幸いです。