Tour of Binzhou２日目
今日は221kmという超長丁場。長丁場ではあるが昨日と変わらずド平坦、笑

黄河沿いの大きな周回を2周。1周100kmほどの大周回、笑

チームのプランとしては大人数の逃げにはしっかり入り、入った際にはスプリントポイントを死ぬ気で取りに行く。
（総合成績が秒差の争いのため、スプリントポイントを取ると秒差が稼げて、集団ゴールだった場合総合順位を上げられる）
そしてラスト、スプリントの場合は昨日の失敗を活かして、優勝を取りに行く。

天候は、昨日と打って変わって悪天候。スタート時は小雨ぐらいだったが、結局すぐに本降りになってずっと大雨の中走ることに。

そしてレーススタート
総合順位が秒差の争いであることから、簡単に逃げを許してくれない。そしてスプリントポイント＆山岳ポイントを狙ってる選手が多いこともあって、逃げの動きはめちゃくちゃ多い。

みんなで代わる代わる反応して抜け出していくもの、決定的な逃げにはならず。そんなこんなで1時間20分ほどアタック合戦ののち、4人逃げが形成。
その逃げへのブリッジの動きに反応していくが、どれも追いつくことはなくスパークルは大集団に待機。

そこから一旦緩めのペースで走っていく。途中に目の前で落車があり僕と咲哉さんが足止めを食らうも、転けずになんとかこなす。
そして、大周回の2周目辺りから中国のチームが逃げをとらえるためにペースアップ。
風が吹いていたこともあり、横風分断のような動きも起き、やや足にくる。が、隊列にいればしっかりついていける

そしてラスト60km
サワディーから「後ろにボトル取りに行ける？」との指示
「行ける！」と昨日同様の返事

しかし、これがとんでもない仇となる。

自分自身初のUCIアジアツアー。そしてチームカーにボトルを取りに行くのも初（国内UCIでは経験あり）
正直かなり不安ではあったのだが、ここまで自分はまだボトルを取りに行ってなかったこともあり、少し見栄を張った笑

そしてチームカーまで下がってみんなから要求があった分、計7本ほどを身体に詰め込む。
3.5kgの重り搭載完了。
ここからはチームカーの隊列を使って上がっていく。

が、、遠くに見える集団は一列棒状。つまり、かなりペースが上がっている様子。
かなりマズイ、、、、、

と思うも、なんとかして上がるしかないので死ぬ気で上がっていく。

だが、、、、集団まで戻り切れない、、、、
ボトルを身体にパンパンに詰めたまま、みんなにボトルを渡せず千切れていく、という想定していた最悪なシナリオが見える、、、、

そんな弱気になるも、諦めずに上がっては下がってを繰り返す。
そんなことを30kmもの間（😂）やり続け、ギブアップ。
最悪のシナリオをその通り体現してしまった。。。

そこからはボトルを詰めたまま残り30km一人旅。ここまで190kmを走ってきて脚も痛い中、1人で走るのはメンタルブレイク仕掛ける寸前。😂

そんな中！！
序盤から逃げに入って100km以上逃げて、集団から遅れていた宇都宮ブリッツェンのアベタカさんが後ろからジョイン。
そこからは2人で走ることができて、本当に心強かった（アベタカさん、ありがとうございました😭）
そして18分遅れではあるが無事にゴール。

終盤まで残っていたみんなはゴールスプリントに挑んだものの、連携と展開がうまくいかず上位には入れず。
チームとして悔しい２日間の幕引きとなった。

今日に関しては、まずボトルを取りに行きそのまま消えていったことが大戦犯。
みんなからは「これも経験よ、笑」と優しく言ってもらえたが、本当に笑えない案件、😂
とはいえ、本当に良い経験にはなったので、走力以外のこういったところももっと改善していけるように。

あと、２日間通しての反省としてはレース経験と平坦でのアタック力の不足。
海外の大柄な選手によるハイスピードに対応するには、もっと平地でのアタックと独走の力をつけるのが必須。

日本のレースは上りで勝負が決まることが多いのと、脚質的にも登りが好きというのもあって登りでのトレーニングをしがちだが、平地でもっと踏んでスピードを高めていけるようにしていく必要がある。

まぁとにかく、２日間カオスなレースを怪我なく終えることができて一安心。
明日は上海に一泊して明後日に帰国。
帰ってからはすぐにOitaサイクルフェスがあるので、気を抜かずしっかり準備していきます。

沢山の応援ありがとうございました！！

ではまた明日✋