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忙しいのに幸せというのはありえないということ

今週は、河合俊雄の『夢とこころの古層』を読んでいます。「河合」という言葉と「こころ」という言葉を聞けば現代の人は誰もが河合隼雄との関係性に目がいってしまうのではないでしょうか。河合俊雄は、河合隼雄の息子です。偉大な父を持って・・・なんていうことはよく言われることなので、そんなことはここでは書いたりしませんが、彼の著書の中には河合隼雄の研究に関するものももちろんあります。彼自身も臨床心理学者となり、ユング派分析家、さらには京都大学の教授を歴任し、現在は名誉教授ともなり、ある種親子にわたり、日本の臨床心理学を牽引してきたと言っても過言ではないでしょう。そんな彼の著書の中に『夢とこころの古層』という夢分析に関する現在わかっているところ、考えているところなどが書かれた本があります。

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人生は不思議(あたりまえ)なことばかり。 不思議を知り、それについて考える。 考えるほどに、人生は味わい深く、面白い。 週刊エッセイ(メル…

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