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意外に多い?バンザイで手、腕がしびれる(胸郭出口症候群)

胸郭出口症候群という手や腕に神経症状が出る疾患を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。

手、腕にしびれがあっても医療機関を受診して首、肘、手などに異常がなければ痛み止めだけで済まされます。根本的な原因が見つからないまま慢性化してしまうかもしれません。

今回は胸郭出口症候群に関する特徴を解説することでみなさんの症状のお役に立てればと考え作成しました。

特に以下に当てはまる方は参考にしてみてください。

・手、腕にしびれがある
・腕を挙げると症状が悪化する
・なで肩と言われる女性


胸郭出口症候群とは

胸郭出口とは首と胸の間にある通路で主要な血管や多くの神経がここを通って腕に抜けます。ここで神経や血管が圧迫されることで胸郭出口症候群が発症します。

色々な症状

胸郭出口症候群の症状はどの部位でどの血管が圧迫されたかにより変化します、今回紹介するのは一般的な症状です。

多いのは手や腕のしびれです、腕を上げる動作で痛みが強くなることが多いです。肩、腕、肩甲骨周囲の痛みも出ることがあります。

ここで大切なことが手や腕のしびれは首、肘、手の疾患でも出ることがありますが腕を挙げて症状が悪化することがあるのは胸郭出口症候群だけです。

次にどのようなタイプの人が発症しやすいのかを考えていきましょう。

女性に多いが、、、

成年期のなで肩女性に多く発症することがわかっています、理由は腕や肩甲骨が重力に負け下方に牽引されることで胸郭出口周囲の神経、血管が圧迫されるからです。

洗車などで腕を挙げる作業が多い、事務仕事で肩こりをしやすい人なども発症しやすい為注意しましょう。

男性は女性に比べて少ないですが筋トレで首、肩甲骨周囲の筋肉が硬い方は筋肉の圧迫により発症することがあります。
真面目な性格な方、筋トレを休まない方に多いように思います。

日常生活とリハビリ

症状が悪化する動作を長時間行わない、事務仕事の時間を短くし肩や首のストレッチをこまめに行う。

なで肩女性のリハビリとしては肩甲骨周囲の筋肉が弱いことが多い為、肩甲骨を内転・上方回旋(腕の重りに逆らう動き)に保持する僧帽筋の強化が重要です。

まとめ

胸郭出口症候群についてまとめました、聞き馴染みのない病名だったと思いますが成年期の女性で手、腕のしびれがある方は発症している可能性があります。

自分が今回の症状に当てはまった方は自分で判断せず、医療機関を受診し精査してもらいましょう。







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