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63歳の農家の夢


16年前にうつ病になり、その後生きる気力を失っていました。50歳の時、専業農家バリバリで頑張っていた義父が突然体調を崩し,他界。

その後、義務感で引き継いだ農業でしたが、自分がやりたい農業を見つけてからは、エネルギーが徐々に高まっていきました。

そして、今夢見ていることが三つあります。


有機栽培 → 減農薬栽培 → 農薬不使用栽培と進んできた我が家の農法

ついに出合った、『菌ちゃん農法』と『自然栽培』

『菌ちゃん農法』とは、長崎県佐世保市在住の吉田俊道さん(菌ちゃん先生)が提唱する、誰でも簡単に糸状菌を育てて元気な野菜を栽培できる方法

『自然栽培』全国各地でいろいろなやり方で取り組んでいらっしゃる実践家がいる中で、私が出合ったのは佐伯康人さん。「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんのもとで学ばれた農法を、全国に伝え続けている「伝道師」的な方。

今まで我流でやってきたことをリセットし、一から学び直してもっと元気で美味しい作物を育てることが出来るようになりたい。


自分が学び実践している農法を、
 だれでも
 いつでも
 どこでも
出来る栽培方法として、伝え広めたい。

その目的は、三つ
①一人でも多くの人に、野菜の栽培技術を身につけてもらい、それぞれの家庭の食糧自給率を上げてもらうため。
②「食」の価値観の変革を促すため
 粒ぞろいで形が整った野菜と不揃いでいろいろな形がある野菜
 自分で栽培してみると、どちらが栄養価が高く美味しいか分かってくる。そういう方が増えてくると、スーパーに並ぶ野菜達も変わり、市場での食の価値が変わっていく。
③未来のバトンを引き継ぐ大切な子ども達の食を改善する。
 日々の家庭での食事、学校での給食。
 値段よりも、腸内細菌を元気にする食べ物を子ども達に食べて欲しい。

 

子どもにとっても,大人にとっても、大切な居場所

そういうスペースに、我が家の農場を作り替えていく。

これは、現在進行形。

数年前から取り組む土作り
子どもサポートの活動で出合ったご家族向けの農業体験

少しずつ、出来るところから取り組んでいる。

以上三つのことを目指して
63歳を迎えた今、歩み始めています。



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