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56.ずっと好きな人の好きな場所がわからん

Q.5年以上好きな人のどこがすきなのかわからなくなってしまいました。
もともと顔はタイプじゃなかったけど、なんかかっこよくて、一緒にいると幸せで、今も多分会ったら幸せです。
でも、ずっと付き合ってるわけでもなく、体の関係もなく、私のすきという気持ちは伝えてるけど、よくわからない関係のままです。
彼のことがずっと大好きだし、私の希望です。
でも、好きな理由もわからないし、彼といられないときは、彼の嫌なところばかり目につきます。
出来ればずっと好きでいたいです
2020.7.27 えりりんさん (23歳・女性)

A.情報の処理レベルは大きく二種類に分けることができます。言語化できるか、できないかです。

「言語化できるもの」は『大脳新皮質』という脳の新しい部分で処理されます。
「言語化できないもの」を処理するのは『大脳辺縁系』という古い部位です。

僕は「言葉を書くこと」で無力ながら、ヨロヨロと人生を成立させてきた人間です。歌詞や文章のアウトプットが、常に自分の生命線でした。

「言葉」の持つ影響力、破壊力はよく知っているつもりです。

しかし「言葉」の重みを知っている分、「言語の領域外」というものは常に意識しています。

世の中には「言葉にできないこと」がたくさんあります。

好き、嫌い、憎いなどの感情。
理念、ビジョンなどの理想像。
本能的な衝動など、です。

生物学的な観点から見ると、バチクソにエビデンスがあるそうです。

「感情は『好き』とか『嫌い』とか言葉にできるだろうが!」と、最初は思ったのですが、どうやら違うそうです。

そもそも「好き」とか「嫌い」とか「エモい」などは「大脳辺縁系の信号」に付けた言葉です。つまり、ただの記号です。

新皮質からの信号と「言葉」はズレが少ないそうなのですが、辺縁系からの実際の信号は「言葉」とズレズレだそうです。

「好きだからこそ、本気で怒るのよ!」などと言うひとがたまにいます。文章にすると正直、意味が分かりません。狂気的にすら感じます。話を聞いたら、余計分からなくなることもありました。

【好きだからこそ、怒る】

これは「言語化の領域」を完全に超えている脳の信号を言葉にしようとしたことによるバグです。

言葉では触れられないようなものを表現したいとき、ひとには歌や物語が必要なのだと思います。小田和正なんて「ラララ」と言うだけで、涙腺を揺さぶってきます。

今、思い悩まれていることはきっと「言語化の領域外」なのでしょう。

考えて整理するのは難しいです。

オススメは「書く」ことです。

単語単語をどんどん書き出して、連想、連結させてツリー化していくのです。

「書く」というアクションは悩める自分を相当救います。ご自愛下さい。

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