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ベルリン暮らしの作品を展示します

自分にも、他者にも、地球にも無理を強いない暮らしをしたい。

2018年12月に夫婦でベルリンに移住した今、そんな思いを持っています。

なぜか?

生活者として、僕自身が変わりたいと思っているからです。

この4年間、次の世代を見据えて今に尽くす多くの人々に出会ってきました。「灯台もと暮らし」を通じて。

皆さん口を揃えて「この町のこれからのため」だとか「農業の未来のために必要だからやっている」と仰る。

僕は何度も彼らがポロッと漏らした、お酒の席での熱い想いを、胸に刻んで帰ってきました。

頑張っている人たちがいるのだから、今度は生活者である僕自身が変わりたいと思っているんです。

共感する人たちは何をしているか?

彼らの取り組みに共通するテーマは「持続性」です。持続的でない原因は「負担に偏りがあること」ように見えました。

腰痛を治すために、骨盤の歪みを矯正するような活動をしているからです。負担はあって然るべきかもしれませんが、偏りが強いと、いづれ歪みを生む。

実際インターネットの世界にアクセスすれば、負担を強いられた人の行き場のない怒りや、自分が嫌な思いをした経験を他者にも強いるようなシーンを日常的に見られます。

うーん。これ、とってもむずかしい問題。主語を大きくすると手を付けられなくなります。

そこでまず。矢印を自分に向けて、先陣を真似てみることにしました。

自分自身の日常から、自分にも他者にも地球にも無理を強いない選択をしていこう、と。

「まずは日頃からできることってなんだと思う?」

夕食を作りながらそういう話を彼女としていた時に、「ゲミュートリヒ(Gemütlich)」というドイツの言葉に出会いました。

「ゲミュートリヒ(Gemütlich)」とは、「居心地のよい」「くつろいだ」といった意味ですが、単なる心地がいいとはちょっと違う、独特のニュアンスをもった言葉なんだそうです。

自分(や他者)を優しく扱う「ゲミュートリヒ」という考え方に、無理を強いない選択をしていくための、一つのヒントがあるのではないか?と仮説を立てました。

展示概要

ベルリンで暮らす人々に〝ゲミュートリヒな過ごし方〟を教えていただきました。

大判プリントの作品に加え、写真と文章で冊子を展示します(印刷ギリギリ、間に合って欲しい…!)。

どのアイデアもご覧いただいて、すぐにできることです。

【冊子の目次】
・都市でありながら自然豊かなベルリン
・ゲミュートリヒ1:森の中、暖炉を囲む時間
・ゲミュートリヒ2:白壁をスクリーンに見立てて映画を鑑賞する時間
・ゲミュートリヒ3:料理を作って食べるまでが、旬を楽しむ時間
・ゲミュートリヒ4:最寄りの公園でビールを堪能する時間
・ゲミュートリヒ5:夫婦二人のルーティン、隣で過ごす時間
・ゲミュートリヒ6:シンプルな食で、友人たちと夜会を楽しむ時間
・ゲミュートリヒ7:これからの働き方

展示詳細
期間:2月28日(木)~3月3日(日)10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
会場:大さん橋ホール(CP+2018 PHOTO HARBOUR内 / アクセス)
住所:横浜市中区海岸通1-1-4
入場料:CP+ 会場入場料 1,500円
HP:https://www.onaeba.com/
※「御苗場2019」のFUJIFILM「写真と暮らし」ブースに展示します。
※WEB事前登録で無料となります。

渡独してなんと初日!にお声がけいただいた展示企画ということもあり、気合を入れています。

なお、普段はオリンパスのアンバサダーではありますが、今回はFUJIFILMの「写真と暮らし」ブースに展示します。まだまだ未熟なぶん、作品性を高めていくことが回り回って貢献していくことに繋がると信じています。

もしご都合がつくようでしたら、どうぞお越しください。

自分にも、他者にも、ちょっと優しくしたい時に。ご参考になれれば幸いです。


Special Thanks
yuki sato : http://www.ykst.de/
yuki kubota : http://www.kubomaga.com/
konomi asahi : https://www.instagram.com/konomiasahi/
karin shikata : http://shikatakarin.photography/
ryo ueno : https://www.instagram.com/ueno_ryo/
yui tamura
Richard Priest

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