吉村食ぐ人#009 酒宴俳優になりたい

2018年を迎えてもなお、飲んでおります。
もはや生活、ですね。
健康面と経済面を考慮し、少しずつですが回数は控えていますが、それでも良く飲んでおります。

学生の頃はたくさんお酒を飲むことが一つの正義みたいなところがあって、
お酒はそんなに強くないのですが、よく飲んでいました。
結果、潰れることも多々あり、、、
潰れることが美学のような風潮もあったような。
もちろん、そんなのは間違った美学であり、醜態でしかないのですが。。

社会人歴が今度の4月で6年目になる僕ですが、
さすがに昔のようにがぶがぶ飲むことはなくなりました。
その分、時と場所と相手によって飲みを使い分けるようになりました。

同年代の人と飲むより、職場外の年上の方と飲む機会が平均より多いと思っています。
社会人1年目の時、知り合いがいない大阪の地で生き抜くため(というとちょっと大袈裟かな)に家の近くに良いお店を見つけるようにしました。
1軒目に入ったお店が自分にドンピシャなお店であり、
僕が名古屋へ転勤し、お店も閉店し、違う業態になっていても繋がりは続いているのですが、
その時に知り合った方々の多くは年上なわけです。
その方々からお酒の飲み方をたくさん教えてもらい、今に至っています。

何より、年上の方と飲むと知見が広がるのが面白いですね。
当たり前ですが僕よりも長く生きている分、
様々な経験をされていて、相談に乗っていただける。
時には優しく叱ってくれる。
ただ、飲むだけでなく、こうして楽しくも成長させてもらえる機会を頂けた僕は幸せ者だと思うのです。

仕事終わりに一人で飲みに行くことが多いのですが、
一人で飲みに行っても店員さんや常連さんとお話しできるので寂しくない。
そもそも、一人で飲みに行くところはお酒やご飯がおいしいところが多いので飽きもしない。

飲みながらも勉強できるって素晴らしい。

会社の人たちと飲むときはお酒を飲むことよりも
会話がメインになるので、
割とチェーン店の居酒屋になることが多いのです。
が、それが悪いことではなく、目的に合ったお店を選んでいるんですよね。

色々なお店があります。
そのお店には”色”があって、
その色に合わせて飲みを楽しむ。

まるで俳優のようだな、と思うのです。

台本や作品に合わせて役を演じる。
良い役者ほど実は個性が弱い、というのも
作品の色に染まりやすいから。

僕はそんな主演俳優、もとい「酒宴俳優」になりたいと思っています。

28歳には28歳なりの飲み方や佇まいがあるはず。
僕が35歳だったり40歳みたいな飲み方や佇まいをしてもまだ時期尚早。
まずはしっかりと28歳らしい飲み方や佇まいを身につけたいものです。
というのも、つい先日、明らかにやることがおっさんの様なことをしてしまいまして、、
悪いことはしていないのですが、もっとしっかりと周りを見渡せていきたいという自戒も込めて、今日、この文章を書きました。

あー、飲みたくなってきた(笑)。

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