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米イラン対立ー日本ができること

 イランとアメリカの関係がまずいことになっているらしい。こんなことになっているのはほとんどアメリカの外交政策の暴走によるものだと思う。というのも、今回の騒動の発端はアメリカがイランの核合意を一方的に破棄したことによる。イランは結構真面目に核合意の内容を履行していたというのに・・・

 今回の事件もアメリカの横暴な国際法違反によるものである。イランの国民的英雄ソレイマニ司令官がいくらアメリカに対する作戦を計画していたとしても、そのような不確実な情報に基づいて先制攻撃を仕掛けるのは言語道断な行いだ。また、イランがアメリカを報復した際には文化遺産など52か所の拠点を攻撃するという。

 世界の警察官として長く「パクス・アメリカーナ」を築いてきたアメリカがこのような幼稚で野蛮な行動をしてもよいのだろうか?これは明らかに国際秩序に対する挑戦であり厳しく国際社会はアメリカに対処すべきである。いくら国際社会の盟主であってもこのような行動を「アメリカだから」という理由だけで許せばこの平和な国際秩序は簡単に崩壊してしまうだろう。

 手遅れになる前に日本ができることはたくさんあるはずだ。両者と友好的な関係を持つ日本はこのことを対岸の火事としてとらえるのではなく、国際社会の重要な一員としてこの問題を解決していく糸口を作っていってほしい。


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