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メッセージをより良い形へ

 Linkedinから受け取った営業メッセージに目を通していたところ、改善するともっと良い結果を生むのになぁ…と思うことがあったので、自戒を込めてメモを残したい。これからメッセージを送られる皆様の一助となれば幸いです。

「昨年お世話になった方に、弊社からささやかながらプレゼントをご用意いたしました」

 最初のツッコミどころは「弊社から」というポイントだ。何故かというと、SNSで繋がっている皆様の所属している企業のことを事細かに覚えている人は中々に少ない。だからこそ、きちんと簡潔に自己紹介を入れておこう。

「 昨年お世話になりました。○○を手掛ける✕✕でございます。弊社からささやかながらプレゼントをご用意いたしました」

「選べるギフト券(500円分)です。下記の流れに沿って登録&チェックシートをお願いします。登録・クーポンコード案内・申し込みフォームetc」

 次のツッコミどころは「500円分」というところ。値付けしてしまうと、残念ながら人はそこから価値を連想する。500円分のギフトを提供するということは、そもそも値段が低い製品やサービスなのだろうか。500円分しか割り引かないということは、そもそも顧客に対して大きなベネフィットを提供するつもりがないのだろうか。といった具合に。

 最後のツッコミどころはステップが複数あったところ。人はできる限り楽をしたい生き物。500円と提示された後に、登録を案内され、チェックシートを案内され、フォームのリンクを送られると、本当に500円のために行動すべきだろうかと疑ってしまう。もし仮に50,000円との記載があれば動く人も登場するかもしれないけれども、人を動かすには500円は厳しい。

 過去にお取引があったとしても、改めて自分自身のことをシンプルに伝えていこう。相手にプレゼントをする時は、より高い価値をお届けできるものを。もしくは数字で表現しない別の何かを。そして最後に、プレゼントをお届けするのであればステップはできる限り少なく。連絡をくださった御方がより良い成果を残されることを心から願っています。

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