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繰り返し口にすること

 何か実現したいアイデアがある時は、繰り返し口にすることが欠かせない。それこそ相手から鬱陶しいと思われるぐらいに。それ前にも聞いたよとツッコミが入るぐらいに。何故、そんな繰り返しが必要になるのかをメモしておこう。

 繰り返し口にしなくてはいけない一つ目の理由は、人は忘れてしまうから。自分たちは日々、多くの情報に触れている。世界の情勢から能登の大地震からスキャンダルまで多岐に亘る。

 そんな中で、一度だけアイデアを伝えとすれば何が起こるだろう?もちろん相手は耳にした瞬間こそ記憶しているものの、翌日になったら綺麗サッパリ忘れてしまっている。

 例えばミカンで氷菓を作りたいんです!と宣言したとして「へー面白そうだねー」とコメントが飛んできて、翌週になって話をしてみると「何の話だっけ?」と言われてしまうこと間違いなし。

 繰り返し口にしなくてはいけない二つ目の理由は、誰がご一緒してくださるか分からないから。自分たちは勝手な思い込みの中に生きている。Aさんは○○に強い人、Bさんは■■に詳しい人、といった具合に。

 そんな中で、アイデアを限られた人だけに伝えれば何が起こるだろう?その伝えた方々の外に専門的な知見や面白い人付き合いを持っている人がいるかもしれないにも関わらず、それを見事に失ってしまう。

 例えばAさんはお菓子の職人だから、ミカン氷菓はAさんだけに相談しよう!としてしまうと、もしかするとミカンの専門家や他のパティシエとの繋がりを持っているBさんご一緒できなくなってしまう。

 繰り返し口にしなくてはいけない三つ目の理由は、自分の情熱を保つため。人は不思議なもので、頭の中だけで考え続けていると心の炎はいとも簡単に鎮火してしまう。

 そんな中で、アイデアを口にしないと何が起こるだろう?「これって本当に良いアイデアなんだろうか」「ググったら似たようなのあったし、止めておこうかな…」と簡単に不安や恐怖に飲み込まれてしまう。

 例えばミカンで新しい氷菓を作るんです!といつでもどこでも誰にでも伝え続けると、自分はミカン氷菓の人!自分はそのアイデアを実現する人!との自己暗示が掛かり、モチベーションがぐんぐんと高まっていく。

 あなたが何か実現したいことがあれば、繰り返し口にしていこう。恥ずかしさを捨て言葉にしていこう。人は誰しも忘れてしまうものだから。誰が力を貸してくれるかは分からないものだから。自分自身の情熱は簡単に冷めてしまうものだから。All Talk, All Action!!!

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