「計画性」と「臨機応変さ」が必要な教育の場にいる学校事務職員がやるべきこと。【令和5年度全事研セミナー:藤原先生講話の感想その2】

いつもありがとうございます。
全事研セミナーの帰りに東京駅近くで仲間と飲んで帰ろうと思ったのですが、東京駅の周辺の飲み屋が見つからなくて途方に暮れた田舎者こと、学校事務職員のタクトです。
#まぁ見つかるだろうと調べずに行ったら1時間近く周辺を歩きまわることになった


今回は、全事研セミナーの藤原先生の感想その2です。

計画性と臨機応変さ

「教育は、計画性が必要だが、臨機応変さも求められる。やってみないとわからない部分があるため、セクター(各分野)ごとの衝突が起こったりする仕事。」という話がありました。

自分の学校を思い返しても、どの教育活動がも基本的にはちゃんと計画を立てられた上で進められています。しかも、その計画は何年も継続して改善されてきたものがほとんど。でも、実際やってみたら問題が起きることも結構あります。やっぱり子どもたちを相手にする教育活動である以上、予測がつかないことが起こりやすいのかもしれません。


となったときに、そこにその場で対応できる臨機応変さは確かに必要で、そのときに教員側の対応と関係する他職種側の対応で摩擦が起きかける(=擦り合わせが必要になる)ことはよくあります。

例えば、予算計画を立てていたけど、急遽、前日に授業の予定が変わり、追加で教材が必要になったとき。教員側としては、「今から注文していいですか!」の状態。事務職員側としては、「計画と違うなら予算の確認しなきゃだし、手続きも踏まなきゃいけないから。」となる。

でも、そこで簡単に「ルールだからダメ」と先生らを切り捨てないで、学校は“教育の場”なのだから、先生たちのやりたい教育活動実現のために、一緒になって解決策を考えることが学校事務職員の仕事だと思います。

もしかしたら、事務職員がサポートして上げれば手続きを済ませて今日中に購入可能にできるかもしれないし、もしかしたら、追加購入は無理でも別の方法でその授業を成り立たせることができるかもしれない。

学校事務職員にとって必要なのは、立場の違う教員に対して、事務の知識や予算管理の面でマウントを取ることじゃなく、教員の抱える問題に対して、教員の考え方にも理解をした上で、その問題に教員と同じように向き合うことだと思います。

それができてこそ、というか、それをやることこそが、学校組織における「専門職としての学校事務職員の強み」になると思います。

そういう観点でも、学校事務職員が、自分の領域を超えて、教育活動に関わっていくことは大きな意味があるなと書きながら思いました。

セミナーの感想は、他にもまだまだ書きたいことあるのでまた今度書きます。

学校現場からは以上でーす。

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