4月24日

ここのコメダ珈琲店は一ヶ月ぶりだ。
それまでは週に一回は必ず来ていたため、懐かしさに通ずるものを感じている最中である。
しかし、いつも一人で来ていたわけではない。いつも仲の良い高校の友人とよく来ていた。その友人の家がここのコメダ珈琲店にとても近いため、たまり場としていたわけなのだ。


しかしそれも1ヶ月前のこと。


その友達は今アメリカに留学中であり、八月まで日本に帰ってこないのである。だから自然と、ここに立ち寄ることも減ってしまった。
この時期は生活の変化というものが数多く起こる時期だ。残念ながら僕は今までと何一つ変わっていないが、僕の友人などはとても変わっているように見える。

今までとても仲が良かった大学、高校の友人がバイト、留学など新しい環境に飛び込んでいったことによって、僕は置いていかれてしまった。
これは仕方のないことだ。他人の選択にとやかく言う権利なんて一切ないし、いつかはみんな、進む道はばらばらになっていくものだ。

そう思うようにして今を生きているが、寂しいのは紛れも無い事実だ。空き時間と称してこの思い出の場所に一人で訪れているのが、そのいい証拠だろう。

新しいバイト、探そうかな。