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プロフェッショナルのあり方と、なるための必要なマインドセット

今回もカルチャーブック(日々の仕事の中で共通認識として持ちたいバリューを具体化したブック)の内容をもとに僕が思うことを発信する第3弾の企画です。

前回はバリューの1つ「団結する。」に関連する3つのカルチャーコードについて書きましたが、今回のテーマは「突き抜ける。」というバリューにおける4つのカルチャーコード「期待を超える」「過去の自分を超える」「得意をさらに磨く」「主体性を持つ」について書いていきたいと思います。

主体性を持つことがスタートアップのスタートライン


突然ですがスタートアップ企業に入社する心構えの大前提として、まず何が必要でしょうか?

いろいろと要素はあると思うのですが僕は重要な要素の一つとして「主体性を持つ」ことは基本的なことであり、大事なことだと考えています。

別の言葉でいうと当事者意識とかオーナーシップと言われるものです。

そもそも主体性ってなんだ?ということで、Google先生に聞くとこんな答えが返ってきました。

「主体性とは、『何をすべきか決められていないこと』に対し、自分の意志・判断により自ら責任をもって行動する態度や性質のことを指します。」

わかるようで、わからないような気もします笑
もう少し読み進めていくとこのように書いてました。

「 例えば、『上司に指示されたわけではないが、部門の課題を解決するための施策を考え上司に提案する』といった具合です。」

だんだんとわかりやすくなってきましたが、僕なりに主体性をもう少し噛み砕いて言うと「自分事化できていること」だと思います。自分事化できている人は、自分の意志や判断が明確です。

逆に、自分で判断していない状態は「他人任せ」の状態とも言えるでしょう。

もう少しわかり易い例で言うと、上司に質問する時に、

「この件についてどう思いますか?」

とざっくり他人に任せた聞き方で聞くのか、

「この件について、◯◯という理由でAが良いと考えているのですが、どう思いますか?」

と自分の意志を持って聞くのかで、全く主体性が違うと考えて良いでしょう。

リクルート社では部下が上司に何か聞くと「お前はどうしたいの?」と上司から何度も聞かれるそうですが、それは主体性を引き出したいがための質問なのでしょう。

スタートアップは環境変化が激しいため、常に社内外で新しいアップデートがあります。そのような環境下では細かいところまで全てトップダウンで決めていくことはできないし、世の中も今まで以上に速く変化していくことでしょう。

そのため、常に全てのマニュアルを用意できるわけではないし、何をすべきか決められていないことは常に発生します。

だからこそ、スタートアップのメンバーは現場で自分で考え、行動できないといけない環境下にあると考えていますし、BitStarのメンバーにもまずはスタートラインとして主体性を持っていて欲しいなと考えています。

「期待を超える」ことがプロフェッショナルである


僕が新卒で入ったスタートアップでの研修の一コマでお題として出されたのが「プロフェッショナルとは何か?」でした。

その中で僕なりに回答を出した答えが「期待を超える」こと。
やるからには、相手から「さすがだね」と言われ続けたい。
アマチュアであれば相手の期待値は下がると思いますが、そうはなりたくない。

僕自身が新卒時代も今でも、社内外において常に期待値、ないしは少しでも期待を超える成果を意識した行動を心掛けてきました。

そのため相手に言われていないことでも、もっと新しいことできないか、改善できるポイントはないか、など様々な視点で提案することで付加価値を少しでも大きくしようと心がけていましたし、それが結果、自分自身の成長につながってくると考えています。

逆に期待を超えないというのはどういう状態でしょうか?

それは相手から言われていることだけをやっている状態です。

もちろんそれで十分な場合も多いと思いますが、それだけやっていると世の中にもっと良いサービスが出てきたときにはリプレイスされてしまうでしょう。個人の成長も見込めないでしょう。相手に感動を与えることはできないでしょう。

別の言い方をすると、顧客の顕在ニーズ(相手から言われたこと)にだけ応え続けているのではなく、潜在ニーズ(相手が潜在的に欲しいが言語化できていないニーズ)をも満たしていくアクションをしていきましょうということです。

プロであるということはBitStarでは「期待以上を求める」という大変なことではありますが、期待のハードルを乗り越えれば、相手にも喜んでもらえ、自分自身も成長できる尊いことなのです。

プロになるには、まずは「得意を磨く」ことから


では、プロになるためにはどうしたら良いでしょうか?
満遍なく頑張ろうとしても領域が広すぎて途方に暮れてしまうかもしれません。

私は、他の人には「ここは負けない」という得意領域を持つことがまずは大事だと伝えるようにしています。

例えば、今でこそ業種が幅広くなりましたがBitStarの初期は最新のマーケティング手法を取り入れる素地のあるゲーム会社を中心にインフルエンサーマーケティングを取り入れていっていただきました。

必然的にゲーム業界に関する知識やマーケティング手法には大変詳しくなり、ゲーム会社のマーケターの方々には新しい提案もできるようになっていきました。

これは会社的にも個人としても領域を決めたからできたことだと思います。

成長に悩む人がいたら、まずは自分自身の「得意」だと言えることをつくっていくところからスタートしてみてはどうでしょうか?

得意領域が決まれば自ずと社内外から注目される存在になるはずです。

「過去の自分を超える」ためにすべきこと


では次に、過去の自分を超え、得意なことをさらに得意にするために、あるいは苦手なことを克服するためにどのようなことをしていったら良いでしょうか?

どうしても自分の力だけでは乗り越えるには限界も多いのではないでしょうか。もしくは何が課題かわからないけれども漠然と最近成長実感がないなぁと思うことも多いのではないでしょうか。

私が大きく成長していくために意識していることとしては、他者からのフィードバックや書籍からのインプットを積極的に取り入れることです。

なぜなら、どんな人でも気づいたら自分自身の思い込みで、本来やるべきことが整理できていなかったり、課題の認識不足があったりなどで、今後の可能性が限定されてしまうからです。

これは一般的にはバイアスと呼ぶと思うのですが、どんな人でも起こります。

したがって、顧客、社内の上司・部下・同僚などのステークホルダーはもちろんですが、同じ業界の社外の方や、業界外の方までありとあらゆる人からのインプットを自己の成長につなげていくことが重要だと考えています。

世の中は自社、顧客、競合のいわゆる3Cはもちろん、その他関連する会社がたくさんあります。日常の業務だけになってしまうと自社と顧客の関係性だけになり、業界の全体像が見えなくなり視野が狭くなってしまいます。

定期的に自社と顧客だけの関係から意図的に離れて、業界関係者や業界外の方まで幅広くコミュニケーションをとってみることをおすすめします。

過去の自分を超えることとは、自分の中のプライドを捨て、裸になることでもあると思っています。そうすれば、どんな人からでも謙虚に学ぶ姿勢をもち、継続的に成長していけることでしょう。

以上、「突き抜ける。」というバリューにおける4つのカルチャーコード「期待を超える」「過去の自分を超える」「得意をさらに磨く」「主体性を持つ」について自分自身が思うことを書いてみました。

社内メンバーや採用候補者の方はマストで見ていただきたいですが、社外の方の経営のヒントに少しでも何か役に立つようなことがあれば嬉しい限りです。

カルチャーコードは、BitStarの3つのバリューを10 SPIRITSというかたちで10個に具体化した内容となっています。残りのカルチャーコードについても自分なりの考えを発信してステークホルダーの方々にBitStarの理解に繋がれば良いと思っています。

珍しく高頻度で書いているので、もし少しでも「参考になった」「興味深かった」などありましたら、いいねやフォロー、コメントなどお願いできると嬉しいです笑

長文お読みいただきありがとうございました!それではまた。


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