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【非デザイナーに伝えたい】デザイナーとの上手な付き合い方

こんにちは。404DESIGNERS代表の山本拓弥[@kindai_designer]です。
これからデザイナーを目指そうとしている人にちょっとでも参考になれば、現デザイナーの人の共感を得たくてnoteをやってます。

今日から4/1で新生活を始める人もばり多いんやないでしょうか?実際自分今日から東京の渋谷でレバレジーズという会社で21新卒デザイナーとして働き始めます。もちろん今の404DESIGNERSとしても頑張っていきますけど。

やけ今回は新社会人となるデザイナーではない人に向けたnoteで、社内のデザイナーとうまく付き合っていく方法とその解決策5つ、デザイナーが話します。
エンジニアやマーケターは業務上デザイナーと関わる機会が多いチームもあるので一概には言えませんが、それでも現代のデザイナーのポジション的にめちゃめちゃデザイナーの心理や思考を汲み取れる非デザイナーは少ないと思います。

・デザインってわからんし、デザイナーって何考えてるかわかりにくい
・ちょっと近寄りがたいし、どう頼めばいいかわからん

など思っている営業の人も多いのではないでしょうか?特に21新卒やこれから就職する22新卒の方はデザイナーと働いたことない人もいる方が多いと思うので、是非このnoteを参考にデザイナーをうまくマネジメントする方法を知ってみてください!
それからこのnoteは主観なんで全部が全部正解とは限りらないので、それは勘弁。

1. 別案が出てくるのを当たり前と思わないで🥺

デザイナーがデザインを作る際にはヒアリングを行って「どんなデザインにするか」というのをかなり時間を使って決めていきます。その際に

「2つくらいデザイン案を見してもらっていい?🧟‍♀️」
「その案も良いけど、こっちの案もとりあえず見せてくれません?🧟‍♂️」

という方がかなりたくさんいます。[0からデザインを1つ作るのにもかなりの労力が必要なのに2つ!!]って思ってしまうのが本音です。もちろんすごいデザイナーや十分にデザイナーがいるチームはいいかもしれませんが、「デザイナーが1人だけ」「若手デザイナーのみ」などの場合だと別案はかなり大変です。

「見た感じそんな大変そうじゃないし、すぐ終わるでしょ?」

みたいな心の声がだだ漏れです。

画像1

こんな感じの

そんなこと言われたらデザイナーはやっぱり疲弊しちゃいますし、デザインを作るのがクリエイティブではなく、作業になってしまい楽しくもなんともないです。【別案】って言われて嬉しいデザイナーは1人もおらんんちゃうかなって思います。

🙌🙌具体的な解決方法🙌🙌
デザイナーも完璧ではないのでヒアリングの汲み取りミスや、チームの意思疎通がうまくいっていなかった場合はもちろんあります。そんな時は

「このデザインってこう変えたらどう思う?🤔」

このように寄り添ったFBをしてもらえるとデザイナーはめちゃめちゃ喜びます🥰 自分のデザインを否定するのではなく、良くしてくれる意思で自分に行ってくれてるんやなって思います。しかもデザインの変更を頭で考えるのは楽しかったりしますし。
別案を依頼するのではなく、デザイナーの意見に耳を傾けながら一緒にデザインをしていく気持ちを持つことが大事です。

2. 他のデザイナーと比較しないで😭

クリエイティブ職の価格は正直まちまちです。HPを20万円で作ってくれる人もいれば、1000万円で作るような会社もあります。中にはアウトソーシングで買い叩きに叩いて、1万円とかもあったりします。その為、デザインの工数と価格を見積もりする際

「〇〇さんは△△万円でしてくれるって言ってたけど🧟‍♀️」
「ネットで調べたら相場は△△万円って書いてたけど🧟‍♂️」

なんて言葉は避けた方がいいです。正直原価などがないので0円でも作れることは作れるんですが、デザインの価格はデザイナーの価値です。
もちろん世の中にはその価値を見誤っている人もいますが、クリエイティブ職の人はしっかり自分のデザインに自信を持って、お客様から報酬をいただいています。無理な値切りや急かしはデザイナーのモチベーションを下げる結果になり、ベストな結果が出ないこともあります。そうなると自分が損をしてしまうんです。

🙌🙌具体的な解決方法🙌🙌
作りたいデザインによって聞き方も変わるんですが、

「△△万円で○ヶ月でこんなHPを作りたいんですけど、可能でしょうか?無理な場合、その予算と日程で収めるにはどのようにすれば良いでしょうか?🤔」

こんな聞き方してくれたら嬉しいですね。対等な気持ちになるのでデザイナーも全くイライラしないですし、「一緒に考えてこのお客様のよりよりプランを考えよう!」って気持ちにもなりますし。
なので他のデザイナーと比較はやめたげてくださいね。

3. 何回も修正してくれると思わないで😔

これほんまに疲れるんです。自分もデザイナーなりたての頃、HPのトップページの修正を30回くらいやらされた過去があります。
デザインを作る際は要件定義や契約をしっかりする必要があって、その中に「修正の工程を何回踏むか」などと言った修正に関するものもあります。

これはデザイナーサイドが悪い時もあるんですが、「どんだけ報酬をもらえるかによって、どんだけその案件に関われるか」が決まって、その案件にかかるコストや追加の修正の期間を含めて見積もりを出します。

「色とか写真だけやから🧟‍♀️」
「デザイナーやったら簡単やろ
🧟‍♂️

とか言われて、何回も何回も修正を求められても赤字なだけなんです。もちろんデザイナー側のミスなら何回も言ったらいいと思います。😤
何度もいいますが、デザイナーが手を動かすとコストが発生するんです。本当にめちゃめちゃ簡単な修正ならサービスでしてあげなくもないですが、何回も何回も修正を求められても「🤬嫌🤬」ってなってまいます。

🙌🙌具体的な解決方法🙌🙌
これは言葉ではなく、

デザインをスタートする前にしっかり決めておく

です。もちろんスケジュールや経験不足で予期せぬ変更はもちろんあるでしょうが、できるだけスタートの段階でしっかり決め切っといた方がいいです。そう言う心の準備をしておくとデザイナーもこちらも安心できますし、対応も早いです。💪

4. 画像やファイルを送ってくれない😫

デザイナーじゃない方はあまり知らない人もいるかと思いますが、ロゴにはガイドラインと言う使い方や色々なパターンを用意しているものです。
例えば色付きとか文字無しのシンボルロゴのみとか。

詳しく見てみたい人は下記のDeNAとnoteのロゴに関するデータのページをみてみてください。

HPを作るとなったらたくさんの写真・ロゴ・テキストなどが必要になってきます。

「googleにあるから拾っといて🧟‍♂️」

なんてのはもっての他です。ロゴ1つとってもpngやjpg、svgなど色々なファイル形式があって、編集の際にデザイナーはそれぞれを使い分けるんです。例えばロゴを黒で塗りつぶしたいのにpngファイルで渡されてもいちいち手間が増えて大変です😫

🙌🙌具体的な解決方法🙌🙌
細かいメッセージのニュアンスなどはヒアリングやミーティングでデザイナーと決めていきますが、制作に進む時はしっかり必要なファイルを確認してスタートの時に送ることが大事です。
もし手元にない場合はデザイナーの工程が増えるのを考慮して、それを事前に説明することも重要です。

「ロゴは以前他の方に作っていただいて、svgファイルは手元になくpngしかないのですがどうすれば良いでしょうか?」

と言う風に自分でも事前知識を頭に入れて、相談することをお勧めします。大概のデザイナーは急でない場合は対処してくれますし、相談してくれることによって見積もりにも変更がなく進められるので、「この人わかってるな😳」とデザイナーに思わせることもできます。

5. デザイナーが頑張ってる間の遊んだ話しないで😡

これは新規事業や企画の時にとても起こることですが、デザインの工程の時にはマーケやエンジニアはデザイナーよりも暇は暇です。方針決めやサーチなどにもデザイナーが必要になってくるので、デザイナーは働きっぱなしでなんなら残業もありながらやのに、

「今日飲みいかん?🧟‍♂️」
「昨日彼氏と遊んできてさー🧟‍♀️」

とか軽々しく言われるとイラッ🤬ってせざるを得ないです。人によっては「自分のせいでプロジェクトの進行が遅れて申し訳ない😔」って思う人もいます。

🙌🙌具体的な解決方法🙌🙌
正直デザインの仕事は手伝えたりはしないので、しっかり「デザイナーが頑張っている今何をするべきか」「どんなことが今できるか」を自分で考えてやるべきです。これはデザイナーと働いたことない人からしたらイメージしづらいかもしれませんが、サービス開発の際は今後やるべきこと、今やっといたら後々楽何ことなんていくらでもありますし、とにかくデザイナーがデザインから復帰した時にいい環境を提供すると言うマインドを持っているとデザイナーから好かれるかもしれませんね🥰

最後に

いかがでしたか?少しわかりづらいかもしれませんが、デザイナーの思っていることはこんなもんです。デザイナーによっては

「デザイナーじゃないやつに横から口挟まれたくない」
「チームよりマンプレーが好きやから別になんでもいい」

って言う人もいるかもしれません。ですけど、チームで何かをやる、良いものを作っていく時にデザイナーは欠かせません。デザイナーが言うから間違いない!
その為、デザイナーの思考を汲み取る努力をし、デザイナーじゃない人もこれから最高のデザインライフを送っていきましょう!ありがとうございました!

それから、最近『asoboat』と言うデザイナーのためのプロジェクトを進めています。よかったらnoteを読んでみてください!

山本拓弥:プロフィール
twitter:https://twitter.com/kindai_designer
instagram:https://www.instagram.com/kindai_designer/
behance:https://www.behance.net/takuyasugac752

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