Reconstruct :1
3月末に事故に遭ってから自故日記というのを書いてきました。
僕の中で、この「じこ」というものから離れて新たなステップを踏み締めていきたいという気持ちも込めて、ここからは復帰に向けての気持ちや現実を綴っていきたいなと思います。
戻るでもなく、一度作り直すというイメージ。
だから再構築するということでReconstructです。
事故に遭ってから約8ヶ月が経過します。
これまでの経過は上記の日記を辿っていただければと思うのですが、再手術なども経て今日を迎えています。
気持ちとしては1日でも早くサッカーがしたい。
また、競争のある世界で仲間と共に切磋琢磨していきたい。
これほどまでに心を燃やさせられたものはなかった。
それだけに喪失感というのは想像を絶するものかもしれない。でも、僕は怪我してからは失ったと思っていないし、一時的に取り上げられているようなイメージだった。
しかし、この8ヶ月という時間、脛骨と腓骨を2箇所ずつ骨折するということの大きさは簡単なものではない。
ケガを抜いたとしても、8ヶ月にわたるブランク(激しい運動ができない)期間というのは体にさまざまな影響を与えている。
その間はなかなか食事を取ることもできなかったりして、ときには吐き気がひどいこともあった。
だから、とにかく何か食べないといけないと思って食べやすいものを食べ続けたこともある。
怪我してから月日が経つごとに体力や気力に変化が生じたのを感じた。
練習を含めて1日に14km程の走行距離があった人間が、8ヶ月もの間それから離れてしまえば必然的に体力の低下やそれに伴う体の変化を感じるのは当然のことかもしれない。
しかし、必死に作り上げて維持してきた体を失うのはそれを構築する時間に比べると切ないほどに早い。
「一瞬」だと言っても過言ではない。
まあ、失ったものはまたトレーニングしてつければいいでしょう!
そんなふうに思っていた僕は現実を知る。
なかなか脛骨と腓骨の骨折というのは簡単にはくっつかない。結局、スポーツに耐えられる強度をこの骨が再獲得したのは怪我から7ヶ月後のことだった。
骨がくっつくことが最優先。
皮膚がしっかりと回復することもその次にある。
トレーニングに取り掛かれるのは思ったより先の話になっていた。
刻一刻と失われていく筋力や体力に恐怖心すら感じた。しかし、折れているからどうしようもない。
少しずつ荷重をかけて戻していくしかないんだ。
骨がようやくついた頃には、恐ろしいほどに体力が落ちてしまっていた。
筋力も驚くほどに低下していた。
その現実にとてもショックを受けたし、焦った。
骨はついたけれど、骨折部が痛む。
それはおそらく骨ではなくて筋膜などが炎症を起こしていたり、癒着していることが原因だと言われる。
おそらく骨の痛みはいつか消える。
しかし、いつ消えるのかという不安に襲われる。
そんな現実にとても気分が落ち込んだ。
足には違和感が残る。
朝起きると、その違和感と共に1日がスタートする。足を地面につけた時にどんな感覚があるのか…毎日のようにそんな不安と共にいる。
だけど、気持ちはサッカーに復帰したいというところから一度も変わったことはない。
復帰してやりたいことを思い浮かべる。
僕は元々そんなに上手い選手ではない。
でも、人よりもカラダを張ったり、走り回ることでその差を埋めて、かつそれを自分の価値であり武器にしようと思った。
だから、毎朝8kmを走るということを2ヶ月間続けた時期もある。頑固だから試合の日も8km走り続けた。1日でもやめたらやらなくなるんじゃないかと思ったからだ。
そんな僕がいま、骨折をしてなかなかトレーニングに取り組めないという時期を過ごしている。
自分でもわからない倦怠感というものが出ている。
先日はトレーナーさんと共にジムのバイクを使ってHIITトレーニングを行った。かなりの強度だ。
普通に現役の選手が取り組む強度のトレーニングをした。それをこなすことはできた。
でも翌日にはものすごい疲労感に襲われた。まだその疲労感は体は対応しきれないのだろう。
今の自分のカラダが今の自分である。
昔と比較してはならない。しかし、どうしてもその時の感覚が焼き付いている。
その現実とのギャップにも苦しめられてしまっている。
運動をしたいのに
・息苦しさや倦怠感に襲われてしまう
・怪我する前とのギャップ
こうしたものに苦しめられてしまう。
抜け出すにはどうすれば良いのだろうか。
ぜひみなさんのコメントなど参考にさせていただきたいです。
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もちろん、ケガのリハビリの事に関してもお伝えできればと思っていますのでぜひよろしくお願いします!
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