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22年前の映画

誰におすすめされたのか、もはや覚えていないが、多分自分に合うのではと思ってもらえたのだろう。見たい映画リストに入っていたゴーストワールドが、22年振りに全国ロードショーということで見てきた。

蘇る高校時代の記憶。映画のスタートで、マンションを一部屋ずつ映すシーンがあったが、当然、一人ひとりの人生があり、他人からみれば、それぞれ取るに足らないストーリーである。なので、ここでは余計なことは書かないが、動画はオープニングムービー。インド映画からきているらしい。劇中の話とつながる。なるほど。再生できないこととかあるんだな。備忘として掲載。

この映画を10代の頃の自分が見たらどう思っただろうか?受け取り方は変わっただろうか?パンフレットにはたくさんのエッセイが寄稿されており、改めて本作品の影響力や愛、そして、自分自身の青春時代という、何者でもなかった、もはや変えようと思っても変えられない黒歴史、でも、自分の芯のところは変わっていないプライド、気概、そんなものを感じた。

やっぱり、今年は観たあと良かった映画のパンフレットは積極的に購入していこう。映画に向き合う上で学びが多い。こちらも備忘として残しておく。

特に良かったエッセイを書いていた方々も抜粋。それぞれ掘っていきたい。

最近はメインのプラットフォームも多様なので、情報を追うほうも工夫がいる時代だ。

玉谷晶さんのヘッドハンティング業をしている方のコメントが、やや気になった。「最近の地方の若いもんには『ここから脱出できますよ!』という殺し文句が全然響かない」そうだ。自分はヘッドハンティングはしていないが、似たようなものを感じる。世間はイーニドのように、ロックには生きていけないのかもしれない。

また、パンフレットの中でもカナイフユキさんのエッセイが最高だった。初めて知った方だったので記録。

こちらの方も非常に面白い。クリエイター界隈にきっと、すごい影響を与えた作品なのだろう。初めてヴィレヴァン行ったときの目、自分もきっと同じだったと思う。

文學界新人賞を満場一致で受賞した年森さんの寄稿も。豪華すぎないか?パンフレット

パンフレットのエッセイの人選まで非常に面白い映画作品だった。まだ未視聴の方は、パンフレット購入までセットを強くおすすめしたい。この作品も、まだまだ掘れそうで、良い出会いとなった。

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