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No.186|差別化したいなら、むしろパクれ!

2023年7月10日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.186
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■他者を真似るとは

「何かをゼロから作ることは難しい」と言われれば当たり前に感じるでしょう。

しかし、世の中に既に結果の出ている事例があるにも関わらずゼロから考えたり、他者が有している少なくとも自分よりは確からしい意見・考えを聞かず、自分の考えに固執する方が世の中には多いように思います。

結果を残されている方の書籍やメディアでの発言では、「他者を上手く真似たこと」ということが挙げられます。

孫さんのタイムマシン経営はわかりやすいです。
アメリカで成功した事業モデルを日本に持ち込み、いち早く展開する経営手法。
当時のヤフーですよね。

他にも、楽天の立ち上げに関わり、ビズリーチを立ち上げた南さんは楽天を立ち上げる時にテーマパーク・ホテルなどの集客方法を学び、ビズリーチを立ち上げる時には米国の課金型転職サイトを参考にしたという話があります。

こうして考えると、真似るとは、ある業種・業界で成功を収めたものに対して、抽象度を高め、そこから成功のためのルールを抽出し、それを自分の業界に具体化することだといえます。

そして、この際の抽象度の仕方に「真似る」腕前の違いが出てきます。
腕前のある人には、具体⇒抽象⇒具体のプロセスが見えますが、見えない人には全く見えない。
なぜなら、目の前の具体の事象しか見えないから。

紳竜の研究で島田紳助はB&Bの島田洋七の漫才をパクったと表現していましたが、傍目に見ていると気づく人は少なかったでしょう。
しかし、テンポ・言葉の数・漫才の型などを真似していたとのことで、これも漫才のネタをそのままやるということではなく、抽象度を上げて、漫才の要素を考えた上で、その要素の中でB&Bの漫才を分析していった結果だといえます。

■ゼロからイチではなく、他者を真似る

私も、ゼロから作ろうとしていまうところがあります。
その結果、上手くいかないことが多いんですよね。

元々、他者からアイデアを参考にするという行為は、思考することを逃げてしまっていると考えているところがありました。
しかも、「お前、これパクったやろ!」と誰かに言われるのではないか、という謎の罪悪感。

前職では真似るのを推奨されていましたが、現職に入社した際の元上司が参考にする(真似る)ことを極端に嫌っていました。
その影響もあり、ゼロからイチを作ろうと思ってしまっているのかもしれません。

一方で、自分の性格的には、すぐに答えを探してしまう癖があるため、答えのない問題に対して向き合おうとする姿勢が身についたのは良かったように思います。

しかし、今後成長を重ねていく上では、この人すごい!と思った方の真似をし、積極的にパクっていく姿勢が大事ではないかと考えています。

「差別化が大事だ!」と言われ過ぎているがために、他者と違うことをしなければならないという強迫観念に駆られていたのではないかとも思います。

が、差別化とは、

✕:自分でゼロから考えないといけない。
○:他者がやっていることを良い感じに真似る。

ですね。

■1人決めて真似てみる

今日、あるSNSを見ている際に、結果を残している方が、成功事例をパクリ、それを自分の行動変容に活かされているのを見ました。

それを見て、自分が今、マネしたい人を1人決めて、その人を徹底的に真似ることをしてみようかなと思います。

器用でもないので、取り合えず、3日間ほど1人に決めてやってみます。

観察⇒分析(うまくいっている理由を考える)⇒抽象化(ルール化する)⇒具体化(自分の行動に活かす)

というプロセス。

こうした時にきれいにまとめようとする癖があるため、行動が変われば良しとして、やってみます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「わからないからすべてやる」「二度手間万歳!三度手間最高!」「批評家ではなく実践家であれ!」でいきます!

●本日のまとめ

  • 成功事例の真似は抽象度を高め、その成功ルールを自分の業界に具体化するプロセス。

  • 「真似る」ことは思考することから逃げる行為という誤解があったが、「すごい」と感じた人の真似を積極的にすることが成長のためには大事。

  • 成果を出している人を1人決め、その人を徹底的に真似る実験を行う。

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