No.491|サラダ記念日の人
2024年5月9日 No.491
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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今日は、以前録り溜めしていた、俵万智さんに密着したNHKの「プロフェッショナル」を観ていました。
俵万智さんといえば、教科書で読んだ「サラダ記念日の人」というイメージがあります。
というか、そのイメージしかありませんでした。
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学生当時、教科書でサラダ記念日を読んだ時は、「サラダ記念日って、そんなんで記念日言うてたら毎日なんかの記念日やろ。今日、肉うまいっていうたら、肉記念日になるんか。そうなったら2月9日はどうなんねん。どっちが肉記念日になるんや」ということを思っていました。
思うと浅かったし、何もわかっていませんでしたw
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番組を観ていると、そんなイメージがまったく違うものになりました。
彼女が詠んだ短歌が紹介されますが、使われる言葉は平易なのに言葉の奥行と言葉の組み合わせで目に浮かんでくる情景と余韻に驚きます。
番組の中で「誰もが感じるけど、名前のない瞬間を言葉にしようとしている」とおっしゃっていましたが、思わず目が潤んだ歌がいくつもありました。
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例えば、
振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て
言葉から言葉つむがずテーブルにアボカドの種芽吹くのを待つ
など。
どれもそうですが、アボカドの種を先日育てようとしていたので、これもわかりみすぎました。
年齢を経ることで、いつの間にか経験が増えていき、昔は見えなかったものが見えてきているものですね。
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俵万智さんの7作目の歌集の説明文。
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一首一首、自分の目で世界を見るところから、歌を生む。言葉から言葉をつむぐだけなら、たとえばAIにだってできるだろう。心から言葉をつむぐとき、歌は命を持つのだと感じる。
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なぜ心に響くかというのが、心を言葉にしているからなんだろうと思いました。
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なんだかちょっと疲れたな、とか、自分の感性に触れたいときは、歌集を手に取ってみるのもいいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「優柔不断は誤った意思決定よりなお悪い」「手を動かし続ける」でいきます!
●本日のまとめ
・人の心を打つ文章は頭で考えていても書くことはできない。
・自分が感じたことを言葉にする言語化の訓練を行っていくことで人の気持ちを動かすことができる。
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