木藤大輔 / 社会保険労務士 / クローン病(IBD)

難病クローン病の社会保険労務士。「自分らしく働く」をデザインする。社労士として難病患者…

木藤大輔 / 社会保険労務士 / クローン病(IBD)

難病クローン病の社会保険労務士。「自分らしく働く」をデザインする。社労士として難病患者の治療と仕事の両立支援、就労支援、創業支援を行う予定。両立支援コーディネーター。ケアストレスカウンセラー。2011年行政書士試験合格。2023年11月、多摩平あおぞら社労士事務所を開業。

最近の記事

難病患者、障害者のSTART-UP 【仕事がなければ「創る」という選択肢】

障害者創業 「はたらく」ことって、どうして就職だけを意味するんだろう? クローン病で入退院を繰り返し、思うように仕事に就けなかった僕はずっと思っていました。 そして、働けないことで、口さがない人たちには、陰で「ニート」や「甘え」と言われていることも知っていました。 就職してみても「障害者はバカだ」と言われたり。 「障害者らしくしろ」とも言われたり。 自分らしくいることが許されず、仕事で活躍することも嫌がられたりしました。 「障害者」ということより、「私」のことが嫌い

    • 弱者の勉強法 ~不利な状況をスキルアップで乗り越える~

      資格試験の勉強法を尋ねられることが多いので、まとめてみました。 前半に資格試験やスキルアップに対しての取り組み方、後半に社会保険労務士試験の具体的な勉強法を書いています。 僕自身がなにも取り柄のない人間なので、「弱者の勉強法」と銘を打たせてもらいました。 難病患者、障害者だけでなく、心に傷を抱えている人、環境に恵まれない人など、「今を変えたい」と思っている人たちのヒントになったら、うれしいです。 1度の試験で合格しようと思うな! まず、難病患者、障害者の資格試

      • ボトル型エレンタールの廃止問題【難病患者のQOLを考える】

        難病患者のQOL このブログを読んでいる皆さんは毎日、服用している薬がありますか? もし、ある日、突然、その薬の仕様が変更されたら、どう思いますか? 例えば。 錠剤の飲み薬が粉薬に変更になった。 粉薬で飲んでいた薬が、いきなり注射になった。 多くの人が戸惑ったり、面倒くさいと感じたり、困ることが多いのではないかと思います。 現実的にそんなことがあるワケないじゃないかと言う人もいるでしょう。 しかし。 今、この問題が現実に起ころうとしています。 クローン病、潰瘍

        • 障害者雇用と障害受容 ~個性を大事にする就労~

          僕の1番好きな相田みつをさんの詩です。 難病患者の就労や障害者雇用で最も大切なものは「自分らしさ」ではないかと思っています。 「個性」を大事にできる就労支援を行いたい。 かつて、短い間ですが、僕も障害者雇用で就職したことがあります。 ですが、その就職活動に「自分らしさ」なんてものはありませんでした。 僕は行政書士の資格を所有していたので、法務の仕事を希望していました。 しかし、障害者雇用の転職エージェントには、法律の仕事では障害者の求人はあまりないから、プログラミング

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          多摩平あおぞら社労士事務所の名に込めた想い

          雲外蒼天 僕のこれまでの人生は難病のせいで「あきらめること」が多かったような気がします。 勉強も。仕事も。恋愛も。遊びも。 だから。 若い頃は、いつも心が曇っているというか、晴々とした気持ちにはなれなくて。受け入れられないことばかりでした。 それでも。 年を重ねていくうちに、あきらめることが多過ぎて、自分の中で「あきらめることが当たり前」になっていきました。慣れてくるんだと思います。 そうなると、いつの頃だったか、いつまでも失ったものを数えていたってしょうが

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          クローン病のボクが社会保険労務士になるまで                                              

          はじめまして 社会保険労務士の木藤大輔と申します。 2023年11月に東京都日野市で多摩平あおぞら社労士事務所を開業いたしました。 日本では、まだあまり浸透していない分野ですが、難病患者の病気の治療と仕事の両立支援、就労支援、創業支援を行っていく予定です。 なぜ、僕がこのような聞き慣れないマイナーな仕事に取り組もうと思ったかというと、僕自身が難病患者であるからです。 僕は23歳で難病のクローン病と診断され、入退院をずっと繰り返してきました。 発症初期の20代は

          クローン病のボクが社会保険労務士になるまで