自分のお役目はこれだ!そう言えるものがわからない
一昨日の金曜日。
友達歴30年以上のメンバー2人と久しぶりに再会した。
42歳のわたしたちを作っているものについて語りあった。
主婦であり、既婚者であり、子どもがいる。
仕事をして、社会に属し、家庭を切り盛りしている。
自分を形容するあれこれはたくさんあるはずなのに自分が何者であるかうまく言えない…。
何かに属くして、何かになって、何かに付随して、何者かではあるはずなのに。
迷えるお年頃…40代の生き方をさまよっている。
「今からもずっとこのままキャリアに本気で生きるのか?それには家族を犠牲にと言ってしまえば、語弊があるが…やはり仕事しながら100%の力で家庭を守る役を担う難しさをずっと感じてきた。」
そう語るのは結婚して、子どもを3人産んでも、その都度産後2週間ほどで職場復帰してずっと仕事を続けてきた友達。
勤続20年。立場的には管理職を匂わされ始める。
「どんなにお金を稼いでも、お金じゃない大切な何かをすり減らしている気がする。」
「あり余るお金があれば、その仕事をそれでもするか?イエスといえる?」友達にわたしは聞いた。
「仕事は好き。きっとお金だけが働いている理由じゃない。」
「だけどイエスと言えない…。でもノーとも言えない…なんでやろ?」
もう一人の友達は言う。
「仕事は生きること。」
「生きてるからには働いて自分がこの世界に貢献している証がほしい。」
「そしてその証が目に見える対価として、見合った分のお金は絶対ほしい。」
「だからわたしはこれかもバリバリ働く。今よりもっと働きたい」
2人の意見を聞いてどちらの気持ちもわかる。
だけど、わたしは最近わからなくなっている。
お金のためだけの働いているわけではないけど、お金が働く理由の上位の動機を占めているが否めない今。
専業主婦歴13年から社会復帰して3年。
社会に属している自分にホッとしながら、仕事のせいで長男の小学生最後の参観に行けなかったことにガクっとした気持ちが中々消えない。
わたしは長男の最後の参観には行けないほど仕事を愛しているのか? 参観ぐらいで大げさなと思うけど参観はきっかけだった。
仕事でクタクタになって帰宅した夜は家族のために心から万全をつくして喜んで欲しいベースで全ての家事が提供できるのか?
出来ない日の方が圧倒的に多い。
お互い様に仕事もしてるのだから夫婦で協力して分担するのは当然と言えば当然なのだけど…。
どちらの方がとか、わたしの方がとか、そんな考え方になる自分がもう嫌なのだ。
家族に喜んでもらいたい気力を、余裕を、いつも持ち合わせれる人でいたい。
それが自分のほんとにしたいこと。
子どもが学校で何か心を痛める出来事があったとき、
だれもいないリビングで涙をこらえていたらどうしよう?
母親がそばにいるのが全てとは思わない。だけど大切なその時、その瞬間を沢山逃してしまってきたような気がする。
こどもは毎日成長している。今日のこどもたちに会えるのは今日この瞬間だけなのだ。それらをやっぱりもう逃したくない。
今日絶対的な癒しが必要な夜に主人に家事の負担を強いたくないのだ。
そのタイミングを見誤りたくないのだ。
自分が仕事することで疲れて余裕がなくなっているとできないのだ。
世間にはそのどちらもうまく自分のオリジナル満足度にあてはめて、上手くやりくりしている人は沢山いるだろう。
わたしの中でそれを器用な人という。
残念ながら…わたしは器用ではない。
仕事でクタクタでボロボロに疲れて一ミリも動けないほど疲弊してまう夜が主人にもわたしにもある。
外食の選択肢もあるし、いろんな方法があるのは承知だ。
仕事でそんな思いをするのが家庭に2人も必要なのだろうか?
専業主婦が楽だなんてそんな訳ではない。
大変さはわかっている。仕事と比べるのは愚問だ。仕事も主婦業務も程度は人により違う。
大変は夜はどんな立場の者にもやってくる。
それも承知だ。
仕事の有無だけが家族に尽くせる基準であるのがおかしいこともわかる。
沢山の承知が心にたまる一方なのだ。
友達と語らった夜にたまたま【気ままなかおりさんの】タイムリーな記事に出会った。ドキリとした。
自分の役割ってなんだ?
あれにも、これにもなりたくて、なれなくて今に至る。
かおりさんの記事に分類される4つの役割
①勇者②戦士③魔法使い④僧侶のどれが自分の役割なのか?
何度記事を読んでもわからなかった。
適材適所
得手不得手
浮かんできたのは、この言葉だけ。
自分のほんとに望むものは家族をいつも万全な状態で愛していたい。
その答えは明確ははずなのに心は勇者のように勇敢でありたくて、戦士のように果敢に戦に挑みたくて、魔法使いみたいに離れ技をきめてみたく、それでもって僧侶のように援護に回りたい。
自分が定まらす、欲張りが止まらない。
自分の役割と、ほんとに望むものがピタリと合致してこれだ!と言える人が眩しい。
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