tamachang

本、文字、万年筆が好き。 自分を通り抜けた言葉を記していこう。

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マガジン

  • 指定読書100冊チャレンジ📕

    読書力がつく指定の100冊!を読んだら本当に読書力は上がるのか?主婦と子ども3人による人体実験の話をまとめています

  • 家族

    家族の話

最近の記事

未来から来てる人

連休初日は、突然大掃除から始まった。 新しいピアノをリビングにお迎えにするにあたって、じゃあ、ここも、そこも、全然関係ない子ども部屋の闇の引き出しまでも…。 家族全員のスイッチがON! 子どもは半ば強制もあるけど。  我が家で1番物の保有が多い主人から長男に「はい!」あげる。 大昔、買った松本大洋の漫画 文明が消え去った近未来を舞台に、精霊の声を聞く兄とその兄を慕う弟。面を打つ一族と舞を踊る一族の物語。 中1長男 「まったく意味がわからん…。」 早々に読み終える

    • 善人と偽善者と悪人と極悪人

      自分はいい人? わたしは特別、善人でもなんでもないのだけど、どこかでずっーーと自分はいい人だと思って生きてきた節がある。 根本的に人を傷つける行いは、そうする自分が許せないし、困っている人がいたら何かの役に立ちたいと純粋に思う。   小さな悲しみや怒りに苛まれてしまう時はあるけれど…。 人が人を思いやる所作や心意気に出くわすと温かい気持ちがいつも流れる。   で、それがいい人なのか?? んんんん? っとなると…。 ちょっといい人に対する自分の認識がそれで合ってる

      • 立ち直る力をさがしている夜に

        立ち直る力が欲しい。 今夜1番欲している。必要としている力。 はそれだ。 家族はみな早々と寝りについた。シーンとした暗がりのリビングで1人ランプの下、ブランケットにくるまっている。 「早くベットで寝なさいよ」と心の奥から声がする。 「ちょっとお待ちを」 ともう一人のわたしが引き止めにかかる。体がソファーに埋め込まれていく。 強風が吹くたびカタカタと窓がきしむ。 ぼんやりしたいのに、その音が妙に耳障りだ。 今日、仕事で打ちのめされた。 メインで立ち上げから携わって

        • 自分のお役目はこれだ!そう言えるものがわからない

          一昨日の金曜日。 友達歴30年以上のメンバー2人と久しぶりに再会した。 42歳のわたしたちを作っているものについて語りあった。 主婦であり、既婚者であり、子どもがいる。 仕事をして、社会に属し、家庭を切り盛りしている。 自分を形容するあれこれはたくさんあるはずなのに自分が何者であるかうまく言えない…。 何かに属くして、何かになって、何かに付随して、何者かではあるはずなのに。 迷えるお年頃…40代の生き方をさまよっている。 「今からもずっとこのままキャリアに本気で生

        未来から来てる人

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        • 指定読書100冊チャレンジ📕
          6本
        • 家族
          8本

        記事

          ワンピースは誰のもの?

          「違うーー。」 辞書に怒り出す小5の次女。 最近、相棒化している辞書で帰宅するなりワンピースの意味を調べていた。 「ワンピースは女の人だけが着るんじゃない」 「だれが着てもいいねんで!なっママ」 「そうやろ?」 「そよな。そうやな。」 次女の発言にドキリとした。 男、女だけで分けるのは確かに雑過ぎる…。 それぞれの特性を生かしつつ、それぞれが輝ける場所で生きれるこの時代。 当たりのようにその考え方が根付いている今の子どもたち。 きっと、かっこいい大人になるぞ

          ワンピースは誰のもの?

          デザインが誕生するまでに流された血と汗と涙

          いや、できない…。 だから、心が動かされる。 【今、1番行ってみたい場所】 とにかくカッコイイの代表の様な生き様。 存在自体がアート。 石岡瑛子さんの本。 辞典のような大きさ。 創造についてを考える度、いつも感動と共に嫉妬めいた敗北が心の中を走る。 納得の創造を成し得る人には、才能があるのだ。とずっと思っていた。 それは神から与えられたものであり、特別な人だけが手にする産物だと思っていた。 だからこう感じる。 才能というやつが眩しく、疎ましいと。 先日そ

          デザインが誕生するまでに流された血と汗と涙

          昨日ポストに届いた本 昨晩ベットで寝る前数ページだけ…と思ったら一気に完読。 そうか!そうだったのか!すごい速度で自分がなんであるかが解せた。 なぜ自分が人間をしているのか?そしてそれはなぜ自分なのか? それが知りたい人は、自分がを生きてる理由を思い出すかもしれない…よ。

          昨日ポストに届いた本 昨晩ベットで寝る前数ページだけ…と思ったら一気に完読。 そうか!そうだったのか!すごい速度で自分がなんであるかが解せた。 なぜ自分が人間をしているのか?そしてそれはなぜ自分なのか? それが知りたい人は、自分がを生きてる理由を思い出すかもしれない…よ。

          大好きに囲まれて、大好きを持ち歩く

          万年筆にとり憑かれてしばらくが経つ。 手書きで文字を書くのが好きの進化系でたどりついた万年筆。 一主婦が趣味で楽しめる範囲で集まってくれた万年筆たち。 高級品はないけれど、どれも全部宝物。 今日はどのインクで書こうかな?(ほぼ青系ばっかだけど) 次はどんなインクを買おうか?(きっと次も青系を買っちゃうけど) 青たちで埋められたノートをみると無性にうっとりする。 なぜかの理由はない。 でもたいてい好きには理由がないのだから好きが理由でいい。 2年目に突入した毎朝書く日

          大好きに囲まれて、大好きを持ち歩く

          「パパの変人っぷりをママが中和してるよな」 それって喜んでいいの?嘆いていいいの? 14歳娘とのキッチンでの会話が最近ツボ。 変人と凡人の間に生まれたあなたはじゃー、何人なのよって話。 並んで作業している私たちは親子と言うよりすでに同志だ。 たとえあなたが何人でも。

          「パパの変人っぷりをママが中和してるよな」 それって喜んでいいの?嘆いていいいの? 14歳娘とのキッチンでの会話が最近ツボ。 変人と凡人の間に生まれたあなたはじゃー、何人なのよって話。 並んで作業している私たちは親子と言うよりすでに同志だ。 たとえあなたが何人でも。

          100円で買ったのは【ガラクタ】か【ダイヤ】か?

          「あら、あたな」 「今日も来てくれたのね」 昨日に引き続き、柔らかい笑顔のおばあちゃんが杖をつきながらお店に迎え入れてくれた。 昨日と違うのは髪型。昨日は結い上げたていたロマンスグレーの長い髪をおさげにしている。 素敵だ。 今日、わたしはこのお店にガラクタか、ダイヤを買いに来たのだ。 【わたしが買い物に来たのはなぜか?宝物を買えるかもしれないのだ】 店に足を踏み入れるとき、緊張した。 昨日みたいに満席なら長い時間の滞在はご迷惑になる。 ここは喫茶店なのだから。 ベー

          100円で買ったのは【ガラクタ】か【ダイヤ】か?

          小5次女のノートの2ページ目~の人達 上から準備に ・鼻以外にもちょっと残念 ・たしかに火星人っぽい ・ホクロの位置以外美人 ・出た!おじさんがおばさんか分からん人パート2訳しておじおば ・最後だけアート https://note.com/tamachang358/n/nf8271105f2f4 1ページ目はこれ⤴︎

          小5次女のノートの2ページ目~の人達 上から準備に ・鼻以外にもちょっと残念 ・たしかに火星人っぽい ・ホクロの位置以外美人 ・出た!おじさんがおばさんか分からん人パート2訳しておじおば ・最後だけアート https://note.com/tamachang358/n/nf8271105f2f4 1ページ目はこれ⤴︎

          漫画みたいなセリフを実際にかけられた、だけではおさまらない話

          今日、とっても良い買い物をした。 我が家から自転車で10分ぐらいのところに桜100選の名所がある。 桜もいよいよ散りぎわの限界を迎えるころ。 最後に眺めておきたくなった。 昼下がり思い立ってフラフラと1人桜並木へとむかう。 やはり桜は、ほとんどがサヨナラに近づいていて、風が残りの花びらをサラサラと足元に落とす。 縁石にたまった花びらを両手ですくってファーと舞い上げたかったけど、 一人だし、大人だし、やめた。 桜を眺める終えると、ふと普段とは違う景色が目に入った。

          漫画みたいなセリフを実際にかけられた、だけではおさまらない話

          おじさんか、おばさんどっちだ?

          夕食の片付けをしようとキッチンに近づいたとき、小5の次女が 「こんな書いてしまったから見て~」 一枚の絵を差しだしてきた。 今からお皿を洗おうと思ったのに、 確かに、一瞬おじさんかおばさんかわかんすぎて可笑しくって皿が洗えない。 次女が絵を描いたノートは、足りないからとわざわざ夕方に買いに行ったばかりの新品のノート。 大切に、丁寧に、使いたいはずのノートの一ページ目におじさんかおばさんかわからん人をもってくるとは…。 2ページには一体何を描けばよいのだろう。 わ

          おじさんか、おばさんどっちだ?

          しょうもないけど言われてめちゃくちゃ嬉しくて、2日ぐらい余韻にひたれた言葉ありますか?の話

          単純に褒め言葉はそりゃ、うれしい。 可愛いとか、キレイとか、わかりやすく容姿を褒められるのは気分がいい。 人知れずこだわっているファッションのポイントに気が付きてくれたらなおいい。 例え靴下が見えなくても靴とパンツとその全ての絶妙な長さや色味をぬかりなくスタイリングしてるのを見る人が見ればわかってくれるのも最高。 アクセサリーの数とか配置のバランスに目をつけてもらえるとオーーーっとなる。 髪の毛のミリ単位の分け目の違いでかわる雰囲気にいち早く気づいてくれて褒められるとその

          しょうもないけど言われてめちゃくちゃ嬉しくて、2日ぐらい余韻にひたれた言葉ありますか?の話

          肌年齢0歳の皮膚を持つ40代の女

          めちゃくちゃ肌がキレイなアラフォーをイメージさせるタイトルで誘い水。 わたし今、0歳の皮膚を持っている。 持ってはいることにウソはないが悲しきかな… それは美しき顔の話ではなく、膝こぞうの話。 とある雨の日の朝。 その日、雨が降っていることに気がつかず出勤時刻になってはじめて本日の天気を認識してしまった。 お天気の日には自転車で通勤している。 歩いても行ける距離なので当初から雨を認知していたのならば、徒歩バージョンの時間に家を出たのだけど…時すでに遅し… 時間

          肌年齢0歳の皮膚を持つ40代の女

          『死ぬまで生きる日記』

          10歳から25年間もの間、死にたいを思わなかった日がなかった作者が死ぬまで生きるために書いた日記。 が、本になったもの。 彼女の死生観にとても考えさせられた。 死を身近に意識するのは、裏を返せばなぜ、生きるのかの問いにたどり着く。 心の声をそのままぴったり当てまる言葉に変えて映し出したような強い文章。 綴られた日記からは、最初は土門さんがなぜそこまで死にたいと思い続けるのかがわからなかった。 それは当のご本人が一番わからなかったことでもあるのだけど。 それを探る

          『死ぬまで生きる日記』