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五年生とのクラス作りが楽しい件【教員389日目(2年目)】


毎日のトランプでのグループ分け、朝にはレクリエーション、定期的なPA、振り返りジャーナルなどなど、今学級作りが楽しくて仕方ない。

小学五年生の担任として、緊張しながらも、子供たちがまず色んな人と関係を築いていくこと。今までの関係性を一度解くことを行なっている。

毎朝、トランプを引いてもらって同じ数字だった人と集まってもらってレクリエーションをやている。その人たちと掃除もすることにしている。

できるだけ色んな人と、混ざり合うようにする。意図をもって取り組めているのがいい。

五年生になるけど、互いの名前を知らない子も、話したこともない子も意外と多い。だからこそ、遊びを通して知ることを大切にしている。

成功したら全力で喜ぶ
失敗したら全力で悲しむ

そんなことを通して、少しずつではあるが、リアクションが大きくなってきているのも楽しい。お陰で笑い声が大きくなってきているのが最近成長を感じているポイントだ。

成功体験の共有と、振り返る習慣を作るためにPAを何度も取り入れているのも手応えがある。

例えば棒取りをやった。

棒を立てて、円になり、せーので隣の人の棒を取りにいくのだ。

全員が倒さずにできたらOK!

最初は四人、次は8.9人、最後はクラス全員(僕も入ってと言われたので入った)でやった。

どっち回しでやるか、「せーの」の声かけを大きな声で話していた。

待ってあげることにも目を向けさせて引っ張っていくことだけがいいことではないことにも目を向けさせたかったが、それはイマイチうまくいかず。

でも、最後にみんなで成功できた時に、みんなが笑顔になって、「やった!」と思わず声が出ている感じはたまらなかったな〜

その映像を給食の時に見せて、たまたまスローモーションで撮ってしまってたみたいで、みんなが笑いながら成功体験を共有してるのは我ながらいい情景だった。

その日の振り返りを読んでいると、感じるものがたくさんあった。

うちのクラスでは振り返りジャーナルを始めたので、毎日子供たちと帰りの時間に一対一で話すことができている。

また振り返るという習慣があることで成長を言語化できているのがいい。

毎朝に昨日書いたみんなの振り返りをまとめたものを配ったり、黒板に書いたりしている。

友達がどんなことを書いているのか、どんなところを見ているのかシェアした。

振り返りを見て、クラスを知ることができているのはとってもいいことのように思える。

やっぱり友達が自分のいいところに気づいてくれるということを知れると、居場所感じるよね〜いい刺激もらうよね〜

最後に学級目標

学級目標をみんなで決めたところで終わらせなかった。

クラスのみんながいいと思う行動のパターンランゲージ作りを始めた。

振り返りジャーナルから、みんながいいと感じている行動を俺がラベリングして、その中から特に大切にしたいものを各班一つずつ選んでもらった。

そして、その行動は具体的に言うとどういうことなのか、その行動が増えるとどんなクラスになるのか、学級目標の何を達成することに繋がるのか考えてもらった。

ここから、何かある度に、
「これは諦めないだよね。」
「〇〇くんの行動はまさきに自分から動くだよね。」
とクラスの中での共有体験が積み重なっていくと思っている。

さて、ことをやっていく中で班ごとの活動に違いがあって、俺はとても面白かった。

お互いを尊重し合いながら、役割分担をして、質問し合って交流を深めたグループもあれば、早々に考えることが難しくなり、考えることを放棄して、うずくまる子がいるグループもあった。

次の日は、グループごとに学級目標に紐付けた大事にしたい行動を発表してもらった。

活動する前に前日の振り返りから始めた。

正直上手くいったグループもいかなかったグループもあったことを伝えた上で、メンバー同士のぶつかり合いの話した。

チームは4つのステップがあって、上部だけじゃないチームになっていくためには、お互いの想いをぶつけ合うステップって必要不可欠なんだよね。

だからこそ、今、お互いの想いを知れて、もう一歩先に進むことができると思うんだよね。

人は得意なことも苦手なことも違っていて、だからこそ一緒になった時に力を発揮するんだよね。

この子のいいところってどこ?

そういうと、みんなが畳み掛けるようにいいところを言ってくれる。

じゃあこの子は?

こちらも止まらない。

みんないいところたくさんあるよね。じゃあ苦手なことある人?

そういうとクラスの半分くらいが手を挙げて、自分の苦手なことを言い続けた。

発表してもらったんだけど、苦手なことは助け合えばいい。

得意なところは活かし合えばいい。

そのためにはもっとお互いのことを知らないとね。

うまくいったグループはどうして上手くいったの?

お互いが責め合わないでいた。
役割分担ができていた。

そうか。それでいけるかな?

先生!そう言っても昨日役割分担したのに上手くいきませんでした!!

なるほど。じゃあどうしたらいいんだろう。

みんなに投げかけると、

押し付けるのと、役割分担は違うから、無理矢理やらせるのは違うと思う。

なるほど〜

じゃあ、そこらへんを意識して、発表準備スタート!!

そうすると昨日より圧倒的に雰囲気がいいのが面白い。

先生!発表は全員がやらなくちゃいけないんですか?

いえ、それはみんなに任せます。

そう言ったにも関わらず全班全員話す言葉があって、役割分担が済んでいて、この子達はそういうのが好きなんだな〜と思ったりしていた。

発表を終えて、子供たちの中で、共通言語ができてきたことを感じる。

これって自分から動くだよねとか、みんなが喜び合えていてよかったと思うとか、自然と出てくるからいい。

こんな感じで楽しくやれています。また何かあったらご指導頂きたいです。よろしくお願いします。

サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。