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領土問題もクラスも楽しいわ【教員388日目(2年目)】

今日は、グループごとに学級目標に紐付けた大事にしたい行動を発表してもらった。

活動する前に昨日の振り返りから始めた。

正直上手くいったグループもいかなかったグループもあったことを伝えた上で、メンバー同士のぶつかり合いの話を始めた。

二人には全体の場で昨日のことを話してもいいか許可を取って、話し始めた。

チームは4つのステップがあって、上部だけじゃないチームになっていくためには、お互いの想いをぶつけ合うステップって必要不可欠なんだよね。

だからこそ、今、お互いの想いを知れて、もう一歩先に進むことができると思うんだよね。

人は得意なことも苦手なことも違っていて、だからこそ一緒になった時に力を発揮するんだよね。

この子のいいところってどこ?

そういうと、みんなが畳み掛けるようにいいところを言ってくれる。

じゃあこっちの子は?

こちらも止まらない。

みんないいところたくさんあるよね。じゃあ苦手なことある人?

そういうとクラスの半分くらいが手を挙げて、自分の苦手なことを言い続けた。

発表してもらったんだけど、苦手なことは助け合えばいい。

得意なところは活かし合えばいい。

そのためにはもっとお互いのことを知らないとね。

うまくいったグループはどうして上手くいったの?

お互いが責め合わないでいた。
役割分担ができていた。

そうか。それでいけるかな?

そう聞くと、質問がきた。

先生!そう言っても昨日役割分担したのに上手くいきませんでした!!

なるほど。じゃあどうしたらいいんだろう。

みんなに投げかけると、

押し付けるのと、役割分担は違うから、無理矢理やらせるのは違うと思う。

なるほど〜

じゃあ、そこらへんを意識して、発表準備スタート!!

そうすると昨日より圧倒的に雰囲気がいいのが面白い。

先生!発表は全員がやらなくちゃいけないんですか?

いえ、それはみんなに任せます。

そう言ったにも関わらず全班全員話す言葉があって、役割分担が済んでいて、この子達はそういうのが好きなんだな〜と思ったりしていた。

発表を終えて、子供たちの中で、共通言語ができてきたことを感じる。

これって自分から動くだよねとか、みんなが喜び合えていてよかったと思うとか、自然と出てくるからいい。

社会の国土の授業のラスト

領土問題を軸にこれまでずっと話をしてきたけど、排他的経済水域や、領海の話なって、国土が必要じゃないかという意見が増えてきたのが面白い。

領土問題に関する教科書の記述を、これは日本から見た書き方で、お互いの国がどう主張しているか簡単に説明したんだよね。

子供の視点はいい。

どうして、竹島より近い島があるのに、竹島が自分の島って主張してるんですか?
この領土問題って誰が話し合ってるの?
なんで仲良く半分こしないの?
中国や韓国だとこの問題はなんて書いてあるの?
海で釣りをしていて、釣り針が経済水域にはいったらどうなるんですか?

一つ一つ解説して、深めていく。

楽しいな〜

最後に領土問題について、

他の国と喧嘩してまで国土は必要かという問いに自分なりに答えてもらった。

単元の1時間目の時に考えた自分と比較して、自分の考えの変容をみてもらい、学ぶということが視野を広げることを体感してもらった。

楽しいな〜

こんなことを積み重ねられる今を楽しんでいこう!

サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。