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大きなすれ違いの度にクラスは互いを知る【教員391日目(2年目)】

いや〜うちのクラスがいかにチームとして、まだまだか。発達過程なのか理解した一日やった。

この振り返りを書くのに丸一日かかっているのをみても、この日の出来事が良かったのか悪かったのか、自分なりに噛み砕けていないのが全てなんだと思う。

象徴的な出来事は、中休みに起きた。

僕は、休み時間に体力調査の担当として、当日に休んでいた児童のソフトボール投げの記録を取っていた。

それが終わってクラスに帰ってくると、クラス遊びをしているうちのクラスがカオスな状況になっていた。

爆弾ゲームをしていたのだが、ある子が輪の外に出て泣いていて、ある子がゲームを仕切りながら泣き終わった顔をしているのだ。

4時間目は、国語の授業をやめてみんなでサークルになって話した。

何があったのかお互いの立場から話してもらったけどどこまでもすれ違う。

「本読むのやめて、おいでよ」が
本読んでるなら来ないで
本読んでるのをやめて、参加したら

という、二つの意味で勘違いしていることがわかった

他にも遊び係のルール変更が誰にも届いていなかったり

そもそも参加しないことに対して不満を持っている人がいたり

遊び係の話を聞こうとしない人がいたり

責任を押し付けあって、とてもチームじゃなかった。

でも、こういうのって必要だよな〜

お互いが本音で「遊び係の話聞けばいいじゃん」「遊び係がもっと大きな声で話せばいいんだよ」「そもそも本読まないで参加するべきじゃない??」「全員参加しなきゃいけないの?」「そんなこと言ってないし」「言ったし」とぶつけ合っていた。

殴り合いの喧嘩を言葉でしていた。

あ〜苦しい〜

重たい〜

途中で耐えきれなくなって円の真ん中で俺が体育座りした。

苦しくて苦しくて仕方なかった。

「一人が悪いんじゃなくて、みんなそれぞれ悪いんじゃない」

と、みんな言いながら、それでも責任を押し付け合っていた。

そのことも伝えて、もう一度爆弾ゲームやり直したんだけど、全然盛り上がらず、空気が重かった。

そのまま給食にいったんだけど、このままだとただの悪い思い出になるなと思って冷や汗が止まらなかった。

そこでふとコミュニティに4つのステップがあることを思い出した。

以前、子供たちに話したこともあったんだけど、みんなに聞いたら覚えてない子がほとんどだったので、もう一度黒板に書いた。

そして、チームには成長する4つのステップがあって、今みんなはどのステップだと思うと聞くと

ほとんどの子が②と手を挙げていた。

ちなみに②喧嘩し、言い合いをし、本音をぶつけて、お互いのことを知っていくステップだと伝えた。

①はまだお互いのことを知らず、よそよそしく、表面上上手くやっているステップ、③は得意と苦手が分かり、役割分担ができるようになってくるステップ④は自然と役割分担ができているステップと伝えている。

この話をしたことで、あっこれは必要なステップなんだとみんな思うようにした。悪い出来事をチームとして進むための必要なステップだとすり替えた。

言い方を酷くしてるのは、僕が直前の話し合いをうまく進められなくて、その後処理みたいになってしまったからその懺悔も込めている。

これからこの子達とどうなっていくかわからないけど、ゴールデンウィーク直前で疲れている中、頑張っているみんなに心から拍手を送りたいな。

みんな頑張ってるよ。お疲れ様。。。

とりあえず明日もみんなと頑張ろう!!

待ってろゴールデンウィーク!!


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