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【一人旅】2023.05札幌・モエレ沼公園

春の北海道へ、一人旅にやってきました。

1日目は午後からモエレ沼公園へ。
彫刻家イサム・ノグチ氏が設計を手掛けたアートパークです。


▶︎札幌~モエレ沼公園

札幌駅からのアクセスは、地下鉄とバスを乗り継いで1時間ほど。
レンタルサイクルだと40分くらい。

公園の敷地が膨大に広いということもあって、レンタルサイクルで行くつもりでした。
ただ自転車の交通ルールを改めて確認してみたのですが、基本的には車道走らないといけないんですね。
地元では逆に「自転車に乗るときは車道に出て走らない」ってローカルルールがあったので、走り慣れてなくて怖い。

何よりうっかり横転でもしたら後続車に轢かれてグシャァってならない?なるよね?

旅先でミンチは嫌だなぁ…。
不安だったので、大人しく公共交通機関で行くことに。

ガラガラの札幌地下鉄東豊線

地下鉄→バスの乗り換えが面倒かなと心配だったけど、導線も分かりやすくてあっという間に到着。
座ってれば着くんだから楽ちん。(このあと死ぬほど歩くとも知らず)

バスを降りたらちょっと寄り道。

バス通り沿いにあるパンのなる木というパン屋さんでおやつを調達。

見た目で選んだイチゴに
好みで選んだキャラメルりんご

フルーツが乗ったデニッシュや、ハード系が揃っててどれも美味しそう…。
レジャーシート持ってきたので、あとで公園内でピクニックするんだ!


▶︎どこを切り取ってもたんぽぽ色

14:30 公園に到着。

これがモエレ沼
公園MAP
モエレ沼(に囲まれている)公園ってことなのね
地平線的な

沼に架かる橋を越えて芝生エリアに到着したは良いけど、モエレ山すら見えない。広い…。

遊具とかが色々あるのですが、寄り道してたらミイラになりそうだったのでまずガラスのピラミッドへ向かいます。

が、

遠すぎて最初からクライマックス。

私の足が短いせいか、歩けど歩けど辿り着かない。ダックスフンドの歩み。

気の遠くなる一本道が悔しいほど絵になる

どこを切り取っても絵になるので、きょろきょろしながらだとなかなか進まない。
やっとモエレ山近くまで到着。
芝生にはたんぽぽがいっぱい。

広大な芝生とモエレ山
たんぽぽに混ざって菜の花も
たんぽぽ密集地は黄色く見える

空と芝生とたんぽぽのコントラスト。
まるで小さな子供がクレヨンで描いた絵のような景色で、思わずここで立ち尽くしてしまいました。なんて可愛い景色なんだ

やっとピラミッドの頭も見えてきた。
あとちょっと。

現地でレンタルサイクルできるのですが、借りれる場所がガラスのピラミッドのとこなので結局歩かないといけない罠。
後で気づいたのが私は「モエレ沼公園西口」行きのバスに乗ったのですが、ピラミッド側の最寄りは「モエレ沼公園東口」もしくは「モエレ沼公園」です。

…パンのなる木に気を取られてたせいだ。
食い意地張ると最初からクライマックスとなりますが、さっき買ったいちごのデニッシュ分くらいはカロリー消費できたんじゃないだろうか。

▶︎GLASS PYRAMID

歩いて30分弱。
ようやくガラスのピラミッドに到着。

ルーブル美術館を彷彿とさせますが(そのあたりの説明はモエレ沼公園の公式サイトに書いてあります)、人工物なのに景観と親和性があるのが不思議。

ピラミッドの中にはノグチ・イサムギャラリーの他にアトリウム、レストラン、売店もあり、ベンチに座ってくつろげるようになっています。

アトリウム

なんか良い感じのここでちょっと休憩。
売店でソフトクリームを購入。

ソフトクリーム1個め
どこで食べても確実に美味しい

ここでまったりしたかったのですが、アトリウム内が暑すぎる&空気が薄かったのでギャラリー内を回ってみることに。

イサム・ノグチ氏といえば照明。

akari
この下は募金箱だった

そしてガラスのピラミッドの頂点の真下には「オンファロス」という石彫作品。

へそ、中心という意味のオンファロス

作品の詳細についてはこちらに。

上の階はギャラリーになっていて、モエレ沼公園の紹介や設計に関する内容が紹介されています。
イサム・ノグチ関連の書籍も大量に置いてあり、じっくり楽しむことができるフロアでした(撮影禁止エリアでした)

写真集などを読み耽りたいところでしたが、ここも暑い&空気が薄くて早々に離脱。
天気良すぎて遮るものがないからなのか、とにかく暑い…。後でまた来よう。

▶︎モエレ山の頂上へ

ガラスのピラミッドと同じく、モエレ沼公園のランドマークとも言えるモエレ山。
来たからには登るしかない。

山の麓までがすでに遠い

標高62mで芝生に覆われた人工の山。
登山ルートはいくつかあって、私は傾斜が穏やかな階段で登りました。

振り返るとこんな感じ
登山途中の景色もよき

そして10分くらいで頂上に到着。
地平線まで見渡せます。

ガラスのピラミッド方面
反対側はなにやら埋め立て中

ここで夕焼けとか見たら綺麗でしょうね〜。
そして上から見るとこの公園が計算され尽くしたデザインで作られてるんだなと感じます。

階段を降りてモエレ山を見上げると、空に向かって一直線に伸びる道。

文句の付けようがないくらい美しいですね…。

モエレ沼公園へ来るにあたり、北海道という自然が溢れてる場所で人工的の山を見に行くってどうなんだ?って気もしてたのですが、そこには訪れる人に確実に愛されるであろう景色がありました。
学生の時にデザインを学んできた身としては、この規模感で完璧な設計を見せつけられて圧倒です。すごいなぁ。

▶︎ソロピクニック

山を降りたらちょっとおやつタイム。
座れそうな場所を探すのですが、あそこの木陰なんか良いんじゃないか?

持ってきたレジャーシートを広げて〜
荷物置いて〜

座って〜
映え写真も撮って〜

photo by
3脚付き自撮り棒

買ってきたおやつを並べてばっちり。

いちごのデニッシュ:パンのなる木
アップルティー:ローソン
紙皿:amazon
レジャーシート:100均一

本やPCも持ってきてたし、これで夕焼けの時間までのんびりごろごろしようと思ってたのに

ん?
なんか
近づいてきた

そして始まるカラスとの本気バトル。
何度追っ払っても粘着されて、飲み込むようにパンを食べたら早々にピクニック撤収。

▶︎丘の上で夕焼けを待つ

そのあともう一度ギャラリーを回ったりしたのですが、さすがに歩き疲れたのでガラスのピラミッド近くの丘でレシャーシートを敷いて日没まで過ごすことに。

犬の散歩してる人を眺めたり、撮った写真を見返したり。

ちなみに私がモエレ沼公園に来ようと思ったのは、イサム・ノグチが好きなのもありますが1番はいつもインスタ見てるビーグルちゃんがよくお散歩で来てるからです。(昔実家でビーグルを飼ってたので、ビーグルには並々ならぬ愛情がある)

そこで春になると芝生一面たんぽぽでいっぱいになるのを知って、それが夢みたいに素敵で絶対に5月のこのモエレ沼公園に来たいと思ってやってきました。

このビーグルちゃんたちに出会わなかったら、モエレ沼公園でこんな景色が見れるなんて知らないままだったなぁ。

そうしているうちにだんだんと空の色が変わり、ガラスのピラミッドも夕陽に染まり始める。

モエレ山の方にまんまるでオレンジの太陽。
天気が良かったおかげで綺麗な夕焼け。

一日を通して常に景色が変わり続ける。
夕焼け色の園内をちょっと一周してみることに。

アトリウム内もオレンジ色に。
(だがここは相変わらず暑い)

風に乗ってフワフワと飛んでくるのはたんぽぽの綿毛。

日当たりの良い斜面はすっかり綿毛に。

いっぱい綿毛を飛ばして、来年もたんぽぽ満開のモエレ沼公園になってね。

この3本はフゥーーッてして
綿毛を飛ばすのをお手伝いして差し上げた

太陽が地平線に差し掛かってきたので、私もそろそろ帰ろう。

太陽が沈むのを見ながら、来た道を戻ります。

で、時間配分をミスってバスを逃し。
ここで30分ほど待つことに。

夕焼けも消えて、どんどん暗くなっていく空。
昼間の青空も綺麗だったけど、空気が澄んでて夜空も綺麗。

春のモエレ沼公園に大満足したので、次は季節を変えてちょっとだけ雪が積もるくらいにまた来たいなと思ったのですが。

北海道から帰った翌月、衝撃を受ける出来事が起きます。
noteでAbbey -旅するように暮らす、暮らすように旅する-さんのモエレ沼公園の記事を拝見していたら…

6月のモエレ沼公園。

なんとモモイロシロツメグサで、一面ピンク色に染まるんです…!

えーーーー!?
たった一ヶ月で!?この景色の変わり様!!

さすがに植樹してある木々とかはそこそこ手入れしていると思うのですが、これからどんどん伸びていくだろうし、人の手が及ばない草花はまったく想像してない形で進化していくのかもしれませんね。
きっとモエレ沼公園には1日として同じ日はないんだろうなぁ。

こうして何度でも来たくなる仕掛けにすっかりハマってしまいました。
まだまだ色んな楽しみ方ができそうです。

札幌駅に戻った頃にはすっかり夜に。

ピンクNIKKA
青NIKKA

朝から晩まで沢山歩いたので、ホテル帰ってぐっすりでした。
次の日は小樽へ!
美味しいものを食べに行きます。

つづく。

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