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母親のカタチ

平日代休。
娘は保育園に行って、思う存分味わうひとりの日。


夕方が近づくにつれて気が重くなる。
ブラック企業に勤めるサラリーマンの日曜日の夕方みたい。
サザエさん症候群みたいな感覚。


やり残したことはないか、まだ何かできるかも。
と心が少しバタバタ。


そんな気持ちの中で、保育園に娘を迎えに行く。


娘のことは可愛いし、大好き。
彼女の存在が私に元気をくれるし、本当に大切。
なのに。
なのに、このまま迎えに行かなかったら…
という考えが頭をよぎってしまう。

その度に私は、母親失格なのではないかと思う。


36歳で娘を出産した。

それまでの36年間、すべての時間を自分のために割いてきた。
その長い時間の癖がまだ抜けないのだろうか?

ひとりの時間がどうしても好きで、欲しくなってしまう。

なんてことない。
ひとりでコーヒーを飲んだり
ゆっくり読書をしたり
いつもは出来ない拭き掃除をしてみたり。

ひとりでいてもそんなことしかしてない。

何かを生産したり、誰かに貢献してるわけじゃない。

だけれど、そんな時間が必要で欲しくて仕方がない。


娘はかわいい。
でも、やっぱり私は私が一番かわいいのかもしれない。


今月は、自分で自分を全肯定しようと決めた。


決めた途端に、母親失格なんじゃないかと不安になる。
だけれど、これが私。

母親失格なんかじゃない。
母親としての私のカタチは、こういうカタチなだけ。

こんなお母さんがいたっていいじゃない。

私らしい母親のカタチ。
まだまだ模索中。

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