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【子育て】荒れを乗り切る一番の対処法と2つの名言 ~もうすぐ「魔の6月」がやってくる~

おはようございます、tamamioです(^^)
皆さんは「魔の6月」という言葉を聞いたことがありますか?
今回は「魔の6月」と、それを乗り切る対処法について発信します。

1 「魔の6月」とは

「魔の6月」とは、多くの組織や集団、そして家庭でも陥る「荒れ」の期間です。私は教師の自主的な勉強会「TOSS」でこの言葉を知りました。TOSSのではありませんが、書籍もたくさん出ています。

6月になると、多くの学級で子どもが荒れて、言うことを聞かなくなります。恥ずかしながら私の学級でも、この時期に投石によるけがが発生したことがあります。放った石が偶然前を通りかかった子の右目の約5mm内側にあたったという、一歩間違えれば大事故・訴訟につながりかねない「ヒヤリ」事件でした。

「先生も大変ですね」と言われるかもしれませんが、お子さんをお持ちのご家庭も無関係ではありません。家庭でも、お子さんの様子が変わったり、口調や言動が荒くなったりすることもあります。また、子ども同士のトラブルの加害者・被害者になる可能性も0ではありません。

6月に荒れる原因はいくつかあります。
1・梅雨に入り、気候が悪くなる
2・外で遊べないのでストレスがたまる
3・4月からの緊張が途切れる
4・環境に慣れて飽きる
5・疲れがたまる

詳細な説明は省きますが、これらが鬱積してトラブルが頻発します。

2 「魔の6月」2021年の傾向

「魔の6月」は、発達に凸凹を抱えたお子さん(ASD・ADHDなどの傾向がある子)を、特に直撃します。また、5人に1人はいるというHSC(人一倍敏感な子)の中にも、暑さ・寒さに弱い子がいて、そういう子にとって耐え難い苦痛の日々だと思います。HSCについては以下の書籍がおすすめです。

2021年は、この「魔の6月」が前倒しになる可能性があります。例年より早く梅雨入りし、既に湿気と不快感に悩まされる日々に突入したからです。また、マスク着用による不快感、緊急事態宣言下の生活によるストレスで、例年よりもイライラは募る可能性もあります。

2021年は、いつもに輪をかけての「魔の6月」の到来を覚悟しておかないといけません。

3 「魔の6月」一番の対処法と2つの名言

1に「6月に荒れる原因」を5つ挙げました。その中に「5・疲れがたまる」があります。

この時期、子どもは疲れています。が、子どもよりも疲れているのが、私たち「大人」です。この時期、大人が一番疲れています。

4月はやることがたくさんです。用具をそろえたり、書類を書いたり、予定を調整したりと、とにかく子どもの予定に振り回される日々が続きます。
それに慣れるのに精一杯なのに、仕事をされていると、ご自身も環境や立場が変わったりして、もう「いっぱいいっぱい」です。

4月・5月の疲れが蓄積しているのは、実は大人の方なのです。大人が余裕をなくしていることが子どもに伝わり、子どもが荒れるのです。

なので、「魔の6月」の一番の対処法は「疲れる前に休む」です。この名言は、私のものではありません。TOSSの先生の言葉ですが、名言ですよね!私も忠実に実践し、子どもの下校後一時間有給をとったり、定時退勤を心がけたり、こっそりスイーツを食べたりしています(^^)

まさに、黒木先生の言う通り!

自分のご機嫌を取れるのは大人の特権です!

はい!!!

4 +α・ちょっと大変だけど効果てきめんな対処法

「疲れる前に休む」と同時に、先日から私がやっていることを紹介します。最近教室にいろいろなものを導入しました。

・けん玉 ・ヨーヨー ・トランプ ・UNO ・百人一首(主にぼうずめくり用) 

室内での遊び道具です。
外で遊べない子どもたちが室内ですることは「廊下で鬼ごっこ」「プロレスごっこ」「闘いごっこ」・・・。どれも「コラーっ!」事項です。あとは「けしピン」「じょうせん」「練り消し作り」・・・。まぁいいけどさ・・・。

要は「室内でする楽しい遊びがない」「知らない」ことが原因です。なら、楽しいことを導入すればいい。私は毎年、上記のグッズを教室に置いていますが、どの学年でも楽しく遊んでいました。これでしばらくは、楽しく遊んでくれるでしょう。

先日は、前年に担任した子が「けん玉先生」「ヨーヨー先生」として来てくれました。大きい子が小さい子の面倒を見たり教えたりする姿を見るのは、教師として幸せな時間です(^^)

これらを揃えるのは大変です。金銭的にも負担ですし、ルール作りや場の整備などの仕事も増えます。が、一度軌道に乗せれば勝手に遊んでくれて、勝手に上達していくので、これほど楽なことはない!どの子も、私のレベルを一気に抜き去っていきました・・・。

ちなみに、まだこれですべてではありません。
最強のカードは、まだ持っています。

以上、今回は「魔の6月」の対処法と2つの名言+α、でした。
お父さん、お母さん、子どもに関わる先生方、とにかく休んでください!
結局、それが一番子どものためになります。
自分のための時間を5分でも10分でも作って、自分を大事にしてあげてくださいね(^^)

ここまで、読んでいただきありがとうございました!
明日は「投資後編」を発信します!つみたてNISAもがんばるぞ~!
それでは、今日も、良い一日を!



私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。