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ツムグちゃん赤い街にて

大山崎ってどこ?Chi*puiさんと出会って、彼女のつくるミニコミ誌「大山崎ツム・グ・ハグ」(大山崎リトルプレイス)の大山崎がどこにあるか調べた覚えがある。

ミニコミ誌の名前は「ツム・グ・ハグ」。大山崎は「紡ぐ+Hug」のような包容力ある土地であるらしい。加えてChi*puiさんのイラストがなんだかわくわくする。そう思って興味深く画面を可能な限りズームアップして読んでいた。

ミニコミ誌に登場する「カエル」は、昔話『大阪のカエルと京都のカエル(天王山のカエル)』から飛び出してきたって!?紙面に登場するブルテリアの名は「ハグ」、そしてヘッダー写真の女の子が「ツムグ」ちゃん。

先日、この「ツムグ」ちゃん人形を写真で見たとき、遠慮も抑制もきかず子どものように「ほしい!」と言ってしまった。着せ替え人形であることを少しあとに知って、さらに震えた。幼少時代たまらなく好きだった布製のペタッとマットに貼って遊べる着せ替え人形がこんな感じだったのね。知ってる人いるかしら。

Chi*puiさん、そもそもセンスが良いのだろう。その上すごい努力して今の仕事をしている。だけれど彼女は、面白おかしくズッコケて見せたり、言いかえれば決して自慢をしない人。ものをつくるって、努力なしでは形にならない。努力している人こそ、それを簡単に口にしない、言葉にしない。センスの良さって、作品だけでなく、その背景から滲み出てくるものだと思う。互いに、しょっちゅう深夜のnoteで「徹夜はつらい」「くるじぃ」と言ってズッコケ合えるので嬉しい。⇒Chi*puiさん記事「校正対局」


大きな節目の年を過ぎ、「一生死ぬまで判らないよね」と思うようになったことがある。「この仕事で幸せだったのか」という周囲はガックリするようなこと。実は、生きている間はきっとわからない。死ぬまぎわか、あるいは旅先の宇宙できっとわかるのだろう。それでいいと思う。この考え方のおかげで肩のチカラは抜けたし、お気楽になった。

「人を驚かせながら生きる」というのが学生時代からの自分コンセプト。さらには、「人をガックリさせて生きる」のもいいと思うようになったのだ。

最後にちょっと恥ずかしいけど「ツムグ」ちゃんが私の分身に見えたもうひとつの理由。実は、30年前に自分で買ったコートを大事に今でも着ていて、ベルベットのベレー帽(60年代のトラヤビンテージ)を合せたりする。自分がいた!と思ったのだ。Chi*puiさんありがとう。

ヘッダー写真
「ツムグちゃんと土鍋ふた」

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