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独身男性の平均資産額が急に「500万円」も増えた理由

統計やっている人からするとなんら特別な話でもないのかもしれませんが。知人がこんなことを言っていたんですよね。

ワシントン州の独身男性の平均資産が急に500万円ほど増えたと。

なぜだかピンときますかね。

・コロナの影響
・お金持ちの独身男性が一気にワシントン州に増えた
・独身男性の定義が変わった
・急激なインフレによる報酬の増加

他にもあるかもしれませんが、抽象度の大小あれど色々原因の仮説は浮かびます。

が、

上記はどれもはずれです。

正解は何だと思います?

答え:ビルゲイツが離婚したから

ビルゲイツの資産額はググった数字ですが、14兆円とのことです。
離婚したので、その数字が平均値を一気に押し上げたと。

一つの突出した数値がある場合、平均値を見るだけでは状況を把握しづらいって良い例です。こういう場合は中央値を見る必要があると。

中学、高校の先生なんかが嬉々として引用しそうなエピソードですね。

目に浮かぶ。

memo
上記の計算で使えそうな数字とその記事

ビルゲイツの資産;$124 BILLION
https://www.forbes.com/sites/kerryadolan/2021/04/06/forbes-35th-annual-worlds-billionaires-list-facts-and-figures-2021/?sh=5f7acfe45e58
ワシントン州の人口;約700万人
https://ja.wikipedia.org/wiki/ワシントン州
https://www.states101.com/gender-ratios/washington
ワシントンの独身者数;約70%
https://www.forbes.com/sites/susanadams/2015/02/02/the-best-cities-for-singles/?sh=7ea83d5d1816

約14兆円÷(700万(ワシントンの人口)×0.5(男性を人口の半分と見立てて)×0.7(独身者))≒570万

ワシントン独身の人数多いですね。
そんなもんか。
東京の未婚率で58.8%らしい

Twitterで触れられていた類似の話として、校長案件


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