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自分のこれまでと今後のまとめ(入学式をYouTubeでラジオ的に聴きながら)

18歳のときの大学入学式はスーツを着て親と一緒だったなぁ。

一方で今日の入学式は、こうして文章を書く作業をしながら、YouTube配信をラジオ的に流しているだけの出席?、というのがなんだかエモい。


今週末から東京大学の大学院生を始めます。
専攻は都市工学です。

思えば、福島県の片田舎に生まれ、18歳で早稲田に進学し、卒業後また18年後に再入学をすることであったり、またまた30歳で東日本大震災と国家公務員退職と上海移住、40歳でコロナと会社退職と大学院生ということで、なにか意味深で無意味な人生の因果サイクル感。

30代を振り返ると、東京から上海へ、上海から東京へ渡り、主にゲームビジネスの世界で、1プロジェクト単位のプロデューサーから、新規事業立ち上げまで経験してきたということで、そのベクトルの延長線上を描くのであれば、今後はその新規事業のスケールアップ、そして起業、というキャリアの積み上げ方をするのだろうと思っていた。

しかしながら、自分が考案するビジネスアイディアの性質として、社会への自分なりの深い洞察だったり、社会貢献性に対する切れ味はあっても、ビジネス的スケール感を想起させにくいという致命的な課題が付き纏い、この世界は向いてないかもと薄っすら気づきはじめていた。
(スケール感を重視した途端、その企画に興味がなくなってしまうという個人的性格もあった)

そんなときに、そのまさしくスケールがイメージできない企画アイディアの1つとして、3D都市モデルとゲームエンジンを利用したものがあり、その深堀りとして、都市計画やまちづくりの専門的な知識を獲得しなければと行き着いたのが今回の大学院入学となる。
(行き着いたとはいえ、実際は、学びたいジャンルを仕事しながら学べて、秋入学できるのが東大だけで、しかも、探しはじめたその日が願書締切日だったので、てんやわんやで締切まで残り2分で提出というあらまし)

試験までの期間は約1ヶ月。
今更専門知識など詰め込む時間もないので、自分なりの都市論だけ言語化しておいて、しかる論述問題があれば内容はどうであれ論じてみようという、作戦ではなく、いわば単なるノリのレベル。

予期してなかったことは、国家公務員時代に法律をたくさん扱ったこと経験が活きた(かもしれない)こと。
ある事象に対する法律が存在する意義とか法律の構成とかをおおよそ想定できるスキルみたいなのが無意識的に身についていたらしい。
(これは新規事業を企画する際、法的規制をまとめる精度とスピードという点で薄々気づいていたが)

そんなハプニング的に学問の世界に片足突っ込むことになったのだが、今思えば自分が考えるビジネスアイディアって、ビジネスではなく、世の中の現象やあるべき姿を深く深く掘り下げていくようなプロセスだった気がする。
つまり、実は研究のほうが向いているかもしれないという示唆だったんじゃないのか、と思っている。

とにもかくにも今日から始まるだけのことで、これから次第だが。

※ちなみに、仕事のほうは前職時代のご縁で、大手ゲーム会社さまのPM(プロジェクトマネジメント)を業務委託として担当させていただくことになりました。

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