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マドレーヌにバカにしちゃいけない

2018年の5月にパリに旅行しました。 

五日四泊の旅にずっと同じホテルに泊まっていました。安くて古いホテルでした。

エレベーターがないのせいで自分で大きいスーツケースを4階(日本の3階)まで持ってくるくるらせんの階段を上がり、部屋の防音も悪くて隣部屋の喋り声が聞こえ、スタッフもほとんど塩対応でハッキリと言っていい宿泊経験ではありませんでした。

昔ながらのシェルカタチと子豚、どちらがお好み?


 
どうしてこのホテル選んだの?
 
それで、安いと駅近のほか一番の理由は、朝食つきでした。
 
私は朝起きてすぐご飯食べないと気が済まないタイプなので必ず家で朝ご飯食べます。
日本人から見れば当たり前じゃんと思われるけど、朝から外食が普通の台湾人にとって珍しいです。
そのため、旅の宿泊先選ぶとき「朝食付き」は最優先事項、海外旅行はなおさらです。
 
安い下宿だけど朝食のビュッフェ意外に豊富。パリに来だからパリジャンヌの真似をし毎朝カフェオレとクロワッサンは定番、マドレーヌもかかさないものでした。
朝食にマドレーヌ食べ、そして3,4個持ち歩く、ランチ代わりとした。
 
パリ旅行が終わってから、無性にマドレーヌが好きになってしまいました。
フランスに恋するときマドレーヌを食べたくなり、私にとってマドレーヌ=フランスです。だけどフランス本土に離れるとマドレーヌも庶民的なおやつからお金持ちのマダムやお嬢様のティタイムのお茶請け、高嶺の花に華麗に変身しました。
お菓子屋さんに売ってるマドレーヌの値段を見るたび、おさなじみのイモ娘のか彼女が都会の貴婦人に生まれ変わったみたいな姿を見て悔しいと感じる男性の気持ちがわかるように気がしました。
 
好きなもの好きなだけ食べれないのはイヤなので、自分でマドレーヌを作ろうとしました。
今でも12坪のワンルームに百金で買ったシリコンのシェル形に(一セット2個)生地入れ、温度調整できない小さなオーブンで一個一個パリへの思い出を再現することをよく思い出してます。
 
今年の4月にきもの喫茶がはじまり、私は着付けに担当し、デザートは近所のお菓子屋さんに依頼していたが、いろんな事情で自分で作ろうとしました。
なにかいいか…と悩んでるとき、大好物のマドレーヌを思い浮かんできました。
そして私だけのモノ作りたい、どうすればいいの?と答え探しながら製菓材料販売店へ行き、子豚のかたちを見かけた。
「シェルかたちのマドレーヌはよく見かけるけど子豚のは見たことはない」、即場に決めました。
しかし子豚かたちはシエルより深いので取り出すにはちょっと難しい。
2回目の試作(写真)には12個作り、綺麗に形取られたのは半分しかありませんでした。
これからも試しに行くのでまた報告します。
 
またまた試作中からレシピは載せませんので、ご興味あればネットで検索してください。
 


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