見出し画像

少年ジャンプにのめりこんだ時代

私が少年漫画雑誌にのめり込んだきっかけ

私が少年時代の頃は丁度少年ジャンプが、他の漫画雑誌の発行部数を圧倒していたころで、少年ジャンプが独特の存在感を持っていたころである。

小学校の低学年の頃に実家の祖父母の家が本屋さんを経営していたので、本屋さんの中で定価160円位で分厚い漫画の雑誌が大量に山積みされているのを見て、これは何だろう?と気になってきて、その後祖父母の家に行くと必ずその雑誌を立ち読みするのが習慣になっていった。

それまでは小学1年生という雑誌やコロコロコミックなどをたまに母親が自分の所にもってきて、風邪をひいて学校を休んだ日とかにこれを読んだら?と言って、摺り下ろした手作りのリンゴジュースと一緒に漫画雑誌を手元に置いていったので、私は退屈な時間を漫画を読むことに費やしていた。

幼少時代に流行っていた漫画雑誌

小学校1年生という雑誌は今ではもう廃れていっているが、当時はドラえもんという看板の作品や毎回工夫を凝らした付録が付いていたので、結構な人気を誇っていた。私は祖父母の経営している本屋さんに来るたびに、本屋に並べているドラえもんの単行本などを1冊づつ取り出して、近くに2階に上がる階段が有ったので、階段の途中に腰かけて漫画を読むのが習慣になっていた。

一番幼いころにのめり込んでいたのは、天才ドンベエというタイトルのギャグ漫画や、がんばれキッカーズというサッカー漫画だったり、ドラえもんも1巻から片っ端から読んでいって、ドッジ弾平も当時の小学生は昼休み時間は校庭でドッジボールをするのが日課になっていたので、とっつきやすくて面白かった。

つるぴかはげまるというギャグ漫画もコロコロコミックの人気を支えていた看板作品で存在感があった。当時はPL学園高校出身の桑田や、清原がプロ野球を盛り上げていた時期だったので、かっとばせキヨハラくん!とか、がんばれ!くわたくんというコミカルな野球漫画も楽しく描かれて毎回読むのが楽しみだった。

少年ジャンプを毎週読むようになる

コロコロコミックで漫画を読む楽しさを知って、少年ジャンプは大人の人も買っていくような漫画雑誌で、コロコロよりも敷居が高いような印象を子供心に抱いていて、最初の頃は全然手をつけていなくてそのころは毎週水曜日にドラゴンボールが放映されていて、ドラゴンボールの続きが知りたいと考えていた。

ちょうどそのころに少年ジャンプでドラゴンボールが連載されているのを発見して、アニメよりもストーリーが先に進んでいてとても興奮したのを覚えています。

私が少年ジャンプでドラゴンボールを読み始めたのは、悟空がピッコロ大魔王を倒して、カリン様に勝利を報告しに行って、カリン塔の上に如意棒を刺して、上に神様が住んでいる宮殿があるのでそこまで渡っていくという内容の話でした。

アニメのほうはピッコロ大魔王との戦闘が放映されていて、漫画のほうは、ピッコロにそっくりな神様が宮殿で悟空の前に立ちはだかるシーンをやっていてアニメの先読みができる有難い雑誌というイメージが私に焼き付きました。

少年ジャンプは厳選されたハイレベルな漫画が20タイトル位みっしり詰まっていて、定価が200円位で売られていたので、今思うと、凄くコストパフォーマンスが高い雑誌だったと思います。

古くは北斗の拳やキン肉マン、聖闘士聖矢、ついでにとんちんかんなどが有り、ドラゴンボールが1番人気だったころは、他にもスラムダンクやるろうに剣心、魁!男塾、幽遊白書、ジャングルの王者ターちゃん、ジョジョの奇妙な冒険などの作品が一度に読める良い雑誌でした。

少年ジャンプはアンケートや読者の投稿欄もついていて、面白い投稿は担当の編集者から評価をもらっていました。当時の子供はみんな漫画の影響をもろに受けていて、毎週面白い漫画を読むことができるので、あまり退屈することが無かったと思います。来週の火曜日が来るのが待ち遠しくて、毎週毎週わくわくさせられていたと思います。

ドラゴンボールの名台詞を友達同士で言い合いながらふざけあって盛り上がっていたのも楽しい思い出になっているし、スラムダンクは、中学生の部活でバスケットボールを選択する人を増やしてバスケットボール界に活気を与えました。

少年ジャンプが勢いがあったころは、テレビゲームやJPOPの音楽も勢いがあったころで、文化の分野そのものがとてもハイレベルで競い合っていたころだったと思います。

丁度そのころに私は学童だったので私はそれらの作品から沢山影響を受けて、妄想をたくましくして、生活に退屈することはなく、次の週は何が起きるのかが楽しみという状態だったと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?