【アルバイトタイムス】2021.02期-1Q決算

無料求人情報誌『DOMO』発行。発祥の静岡県内では3版発行し、シェア高い。愛知、岐阜版も

【経営成績】

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★売上8.8億円。営業損失は▲43百万円の赤字。前期よりはマシ。
★業績予想。売上38億円、営業利益が+30百万円。とりあえず黒字の予想を引いたという感じではある。事業所の廃止や紙媒体流通の最適化でコスト抑制進めて黒字を達成する予定。営業利益率は0.8%を狙っていく。
★厳しい。し、売上40億円弱という規模感での上場の是非もあろうか。
★新型コロナ影響徐々に薄れ、静岡等の求人情報誌は戻り基調。新事業のサブスク型採用管理システムも顧客開拓進捗。
★顧客企業から要望高いリアルイベントは感染対策、一部Web化等行いつつ柔軟に開催。採用管理システムは新規開拓に加え機能追加で既存先の単価底上げ。(四季報より抜粋)

★簡易版営業CF計算書

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 →1Qは特にプラス内容なく、営業CFはマイナス。▲65百万円の仕上がり。

【財政状態】

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★自己資本比率 88%
★借金はほとんどない。少しリース資産を借りているくらい。
★ネットキャッシュが+34億円。対総資産に占める割合が70%超!
★御覧の通り、とにかくキャッシュが厚い。良い意味で言えば安泰の企業である。一方でこれだけのカネを豚積みしている経営能力には多少の疑問も?
★時価総額が46億円と、ネットキャッシュ34億円はかろうじて、上回ったが、企業の正味の価値はせいぜい12億円程度の評価か。妥当か否かはわからないし、今後の成績次第でしょう。

【各経営指標】

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★ROE, ROA, 低いスコア。最終利益が薄いのである程度はやむを得ない。
★最終利益が薄いのでPERも大きい。PBRが1倍強。グレアム指数が300倍と安くはない。
★ROICのスコアもよくはない。かろうじて黒字の状況を打破する必要性。
★EV / EBITDAが19倍とこちらも割安感は特に感じない。
★予想配当利回りが1.7%弱。復配。まあまあの利回りか。

【総括】

★PL, CFは悪い。
コロナ禍もあって、前期は赤字。当期は経費節減などで黒字に戻せるか勝負。

★財政状態はかなり良い。
自己資本比率88%、ネットキャッシュ34億円(対総資産割合70%超)と、カネは滅茶苦茶に持っている。だから復配もできた。しかしとりあえずこれくらいしか取り柄というものは見当たらない。

★お小遣い稼ぎとしてはアリな銘柄か?
今なら、100株18,000円もせずに買える。利回り1.7%程度はあるので、まあ人材が今後回復してくると予想してお小遣い稼ぎで現物ロングしてもいいのかと。とりあえずカネはあるので、そこは安心。
もしかしたら時価総額が小さいので、大手の買収などワンチャンあるかも。

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