36歳、新しい誕生日の過ごし方

33歳ぐらいまでは
ちゃんと自分が今年いくつになるのか
把握できてたのに、


ついこの間、36歳になったとき
「あれ?わたし何歳になるんだっけ」って
素でわからなくなった。
(思わず同い年の親友にLINEで確認)


そもそもコロナになってから
「はじめまして」する機会がなくなって、



コロナの制限解除されてからも
わたしは個人情報漏洩がこわくて
マッチングアプリしてないし、←


仕事も顔馴染みの方とばっかりしか
関わる機会がないので、
必然と自己紹介する場がなさすぎて
本気で自分の年齢が不詳だった。


もともとわたしは
誕生日の概念がうすいので、
「プレゼントくれくれ星人」でも
「祝って祝ってほしい系女子」でもないし


ケーキは食べたいときに
いつでも食べるし、


「自分への誕生日プレゼント」と
かこつけて何かを買いたいほど
ほしいものもなく、


うわ〜、今年は今までで
一番どうでもいい誕生日かもって
感じてた。



そして、当日。


3つ上の姉(独身貴族)と
オートメッセ2024に行ってきた。笑


べつに属にいう「車好き」ではないし、
免許は持っているけど
運転しないタイプなんだけど、


なぜか昔から乗り物自体はすごくスキで、
いろんな試乗イベントもあるし
高級車とか普段お目にかかれない車も
間近でみれるから楽しみで行ってきた。


この日もきちんと前売り買って
朝から参戦。


客層は男の人がもちろん多かったけど、
意外と老若男女いた。


そしてこの日、
もうひとつ楽しみにしていたのが
クリスタルケイのライブ。


実はクリスタルケイちゃんは、
(呼び捨ては恐縮なので
ちゃん付けさせてください。←)


わたしが18歳からの
まさに人生のBGMで、


何度も何度も曲聞いて
泣いて泣いてはげまされて
わたしは生きてきたといっても
過言ではない。(きっと過言)


ケイちゃんのライブ自体は、
30分ぐらいのステージだったけど
前のバンドのステージが終わって
入れ替え式だったから
そのままステージでリハしてて、


そしたらそのとき、
手をブンブン振り回してたら
(リハなのに)
目が合って手を振りかえしてくれたの!!!


もう涙がうるうるうるうる、、、


そして本番でも
「何度でも」という曲を
歌ってくれたんだけど、


この曲は私にとっては実は
辛い辛い思い出の曲で、


27歳のとき、
婚約間近だった彼と
うまくいかなくなってたときに
なにしても晴れないモヤモヤと不安で
押しつぶされそうだったわたしを
なんとか仕事にいけるモチベに上げるための
毎朝通勤中に聞いてた曲だった。


生でケイちゃんが歌ってるのを聞いて
当時のわたしを思い出して自然と涙が流れた。


姉にはバレないように泣いた。


もし涙の理由を姉に聞かれても、
当時の彼のことは
結婚前提でお互いの家族に挨拶していたから
今更泣いてたらなんか引きずってるみたいに
誤解されそうでバレないよう泣いた。


けど、実際は彼のことは一切
引きずってないけれど
そのときの「辛かったわたし」のことは
ものすごく引きずっていて。。


この曲はわたしにとってはずっと
辛くて悲しい二度と開けたくない
パンドラだったけ。


けど、まさか9年ぶりにこんな風に
思い出の曲が生で聴けて涙が流せたことで
なんだか辛い記憶があたたかく包まれて
上書きされた感じがした。


もう完全にいまのわたしの糧になってる。


そう思えて、家に帰って
速攻ダウンロードして
いまもリピして聴いてる。


もうなにも辛くない。
この曲がまた新たなわたしの
人生のBGMになった。

誕生日とかどうでもいいと思ってたけど、
たまたま誕生日にこんなことが起きると
捨てたもんじゃないね。


誕生日って生まれた日を
祝うんじゃだけじゃなくて、


生まれてから今日まで生きてきたなかの
いつかのわたしと今日のわたしで
「よく頑張ったね」って
一緒にお祝いする日にしてもいいよね。


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