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「映画日記#0」〜やっぱり映画館が好き〜

初めて映画館で見た映画の記憶は残念ながらないけれど、
よく父親には映画の連れて行ってもらった。うろ覚えな記憶だがゴジラが
モスラやラドンと話をしてているのをうっすらと覚えている。

しかし、何と言っても強烈に覚えているのは「がんばれベアーズ」
調べると1976年公開とあるので見たのは4年生か5年生のとき。
有名な映画だし、いまさらネタバレで困る人も多くないと思うので書くと
まず 劇場内に入って最初にスクリーンに映し出されたのは
ホームでタッチアウトになるクライマックスのシーンだった。

なぜそんなことが起きたかというと、当時は入れ替え制でなく、
さらに言えば座席指定でもなく途中でも自由に入れた。
当然、人数なんて数えていないので立ち見も出る。
それを避けるために、映画の後半からクライマックスシーン
も気にせず劇場内に入っちゃう。
うちのお父さんはそういう人だった。
だから、最初に目に飛び込んできたのがクライマックスシーン。
当然その後の流れでベアーズ負けたこともわかっちゃう(笑)

子どもの時はそれが普通だった。
ネタバレ気にせず楽しめた。
無邪気だったんですね。
そしてひとりの映画好きができあがりました。
中学・高校の時はひたすら試写会のハガキを書いては出してた。
超話題作から今ではネタになっているようなC級映画までたくさん見たな。

今も何だかんだで映画館で映画を月に1回くらいは行っている。
家で見るとどうしても気が散って集中できなくてだめなんですよね。
家族でワイワイと見るのはいいけど。
それに、やっぱり、映画館という場所が好きなんだと思う。
昔より格段に座席の居心地も良くなってるしね。

父親は中学の時に亡くしたので、もしも長く生きていたら
もっと映画に連れて行ってくれたのかなって時々思う。
もっとも親と一緒に映画に行くなんて中学くらいまでかもわからないけど。
酒を飲みながらテレビでやっている「がんばれベアーズ」見て
そういえば映画館で見た時最初にアウトになるシーンだったから
ずっと結末わかっててつまんなかったじゃんかよ
何て文句を言ってみたかったなあんてちょっとだけ思います。

P.S. 大学時代にニュー・シネマ・パラダイスを見て、エンディングの余韻に
浸ってたら<妙齢の女性の集団>がどかどかと入ってきて
「◯◯さん、こっち空いてるわ」と大きな声で話していたのは
未だに許せません(笑)


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