いつの間にかポモドーロテクニック始めて1年経過したのでやり方を書いてみる
みんなは自身の生産性をどう管理しているだろうか。
そもそも管理していないパターンもあれば、ひたすら仕事し続けているから「必要ない」というパターンもあると思う。
自分はポモドーロテクニックを取り入れたら非常に生産性向上につながり、生活も快適になった。
だいたい自身がどの程度仕事をしていて、どの程度その日のパフォーマンスが出せているかの指標を明確にすることで、日常のバッドパフォーマンスを生み出す癖に気づけたのだ。
そもそもポモドーロテクニックとは
簡単に説明すると、ポモドーロテクニックは「タスクを実行する時間と休憩時間のサイクルをルール化する」ことである。
基本は25分仕事して5分休憩、といったルールだ。4回生産時間を過ごしたら15~30分休憩して良い。
これはやってみたらわかるが、人間はけっこう仕事していない。いや、会社にいて何かしていれば仕事をしているのだろうが、タスクの消化という行為に捧げる時間が案外少ないのだ。
これを可視化できることがポモドーロテクニックの何よりの強みである。
資料を読み込んだり、コミュニケーションを取ったりといった「日常で必ず発生する仕事関係の作業」もあるが、これは含めないようにしている。
生産していないからだ。
そうすると、一日に8ポモドーロのときすらある。(生産時間2時間弱)
最初はそんなものでいい。もっと少ない場合もあるだろう。
この指標(1ポモドーロ)の数を上げていくことを自身のKPIとすることで、「何かタスクを消化しなければ」と自分を鼓舞できる。
ポモドーロテクニックで使っているアプリ
では実際にどういった流れで行っているか。
自分はメインマシンをMacにしているため、Macで管理している。具体的なアプリ名は「Session」だ。
今ちょうど、この記事を書いているおかげで以下のようにタイマーが進んでいる。ここまで書いたり画像を作ったりするのに20分かけてしまっている。
noteの記事一つ書くのに平均2ポモドーロ消化してしまっていることも、このSessionを使うことで気づいた。
このSession、無料でも使えるのでぜひMacユーザーは使ってみてほしい。
シンプルでカスタマイズもできるので、自分好みのポモドーロテクニックパートナーとして有用である。
なお、有料版(年払いでも$39.99とちとお高い)は以下のような機能が付帯される。
カスタムセッション時間と休憩時間の設定
セッションログが全期間見れる(無料版だと2日間)
タスク中のWebサイトやアプリブロック機能(Xとか見ないように)
Slackのミュート(邪魔すんな機能)
iOSとのデバイス連携
キーボードショートカット(これは無料版にもあっていいと思う)
Apple ScriptとApple Shortcutsが使える
BGM
バックアップ
自分は有料版にしているが、ほぼカスタム時間とセッションログだけにしている。Slackはさすがに気づかないとまずいことが多いし、調べ事がXの場合もあるからだ。
これからもう少し分析を続けてブロック機能やショートカットも使っていきたい。
ポモドーロテクニックで気付いた悪い習慣
自分がポモドーロテクニックを取り入れてから気づいた習慣として、ビルドの待ち時間やGitHub Actionsの待ち時間についつい休憩してしまうということだ。
push用のコマンドを実行した後、タイマーを止めるのだが、タイマーを止めている時間が長かったりするとポモドーロの積み上がり方が鈍くなる。
他にも、顧客折衝が入った日はポモドーロがかなり少なくなる傾向にある。
コミュニケーションは嫌いではないのだが、コミュニケーションで使う体力と気力は想像しているより多いようだ。
これらの悪い習慣は少しずつ改善している。
待ち時間のうちに次のタスク選定やタスク整理に充て、次のタスクへすぐ取りかかれるようにしたり、コミュニケーションした日は一度だけ長めに休憩を取ってポモドーロテクニックのサイクルへ戻るようにした。
こうした分析を行えば、自身が罪悪感を覚える習慣に気づき、改善を図れるようになる。
しかも他人に管理されているわけでなく、自身で管理しているという意識を持てるのでかなり前向きだ。
2024年から導入してみることをおすすめ
ちょうど2023年も師走が終わりかけているので、2024年から試す新習慣としてポモドーロテクニックを強くおすすめする。
もともと、GTDやら自作のToDoやらさまざまなテクニックを試してきたが、今のところ毎日継続できているのはポモドーロテクニックだけだ。(GTDも自作ToDoも毎週使うが、たぶん少し思想からずれている)
手軽にできて分析もできる。
スモールスタートとしてちょっとずつ導入していけるのがポモドーロテクニックの良いところだと言える。
2023年、自分の生産性に不安を覚えている人はぜひ使ってみよう。
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