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【忌み嫌う数字】

「忌み(イミ)」と言う言葉は不思議である。

Wikiには以下のような説明がある。

1.神に対して身を清め穢れ(ケガレ)を避けて慎む事。斎戒*。
2.(転じて)忌み避けるべきこと。禁忌**。はばかり***。

*斎戒(サイカイ):
(神仏に祈ったり、神聖な仕事に従ったりする場合に)飲食や行動を慎んで、心身を清めること。
**禁忌(キンキ):
忌んで禁ずること。
月日・方位・食物などについて、習俗として、きらって避けること。
タブー

このような意味を持つ「忌み嫌う数字」について、
そのタブーをコトタマ的に解いてみる。

『4』
これは、シと発音するから「死」(Die、Death)を連想し、
忌み嫌っていて縁起悪いとか言われており、
病院やホテルの部屋番号に使わなかったりしてる。
確かに英語でもアルファベットの4番目はDにて、
「死」を意味するDie(ダイ)やDeath(デス)などの頭文字にあたる。
死と4と言う数理は密接している。
しかしながら、4には死とは反対の意味の「生」なる意味が含まれている。
野球では4つの塁が内野にあって一塁・二塁・三塁・本塁が存在する。
4番目の塁が本塁である。(本塁=四塁)
安打(ヒット)を打って塁上に出た走者が塁を進んで、
最後の本塁を踏むと得点が入るのが野球ルール。
塁上の走者をいかに沢山本塁を通過させるかが勝負で、
走者生還なる言葉があるように、本塁(四塁)は生還の場所。
つまり、本塁は蘇り(生)のところ。
塁に出るには安打の他に四球(シキュウ)や死球(シキュウ)でも出塁可。
『4』数理は、死だけではなく生をも意味する。
2の数字は足しても掛けても結果が同じくなる唯一の数で、
その結果数が4でもある。
2+2=4(死の意味:「+」は十字架、死)
2x2=4(生の意味:「x」は掛け合わせ、生殖、生)
死んで甦り、破壊と創造、そんな意味があるので、忌み嫌うものではない。

『9』
これは、クとは発音すから「苦」を連想し、
忌み嫌っているようでもある。
特に49では、死苦で忌み嫌っている(四苦八苦)
この9の音は「キュウ」でもある。
9=キュウ=宮=球=丸=〇=オールマイティ。
49はシキュウとも読むことから子宮でもあり、
子宮は、別名では「ネのミヤ」とも呼ぶことから、
神社を意味する言葉にも通じる。
子宮=シキュウ≒チキュウ=地球
子を育む子宮はある意味母なる大地の地球でもある。
球体は、その形は〇(マル)である。
9と言う数字は、1~9ある全ての数字の最後の数で、
完成を意味するものであり、〇(マル=丸)そのもの。
『9』数理は、完成形であり完璧でありオールマイティなり。
忌み嫌う数字ではないのだ。

『13』
良く聞くのが「13日の金曜日」は縁起悪いから嫌だとか。
そもそもその思想はキリスト教文化圏でのタブーでもある。
それは、キリストが処刑された日が13日金曜日だったからとか、
処刑階段が13階段あったからとか、諸説あるようだ。
一方で日本人文化圏では、意外とこの13と言う数字を忌み嫌ってない。
例えば、お月見の行事では「十三夜」を愛でたりとか、
「十三参り」と称して、数え年で13歳(満年齢で12歳)になった男の子と女の子が健康に育ったことを祝う伝統行事があったりする。
コトタマ的な数理解釈で13数理は「金(Gold)」と「神(God)」の意味がある。
13が金であることを示す事例。
日本古来の楽器で「お琴(オコト)」の弦は十三本の弦ある。
「お琴」の異称は「十三弦(ジュウサンゲン)」でもある。
(13本以外には17本の弦のお琴もあるが。)
琴(コト)の音は「キン」である。
琴=キン=金=Gold。
お琴の音色は、心に響き琴線(キンセン)に触れる、
つまり金の泉につながる金泉のかもしれませんね。
また、髪を梳かす(トカス)櫛(クシ)を扱う京都の櫛屋さんの屋号で、
「十三屋」と書いて「クシヤ」と読むところがある。
つまり、十三=クシ=九四=9+4=13。
髪=カミ=神=God。
十三は「トミ」とも読み富(トミ)の象徴は金でもある。
『13』数理は、タブー視すべき意味ではなく、その本質は、
「金(Gold)」であり「神(God)」であることの深い意味がある。
大事な数理だからあえてタブーで扱わせなかったのかもね。

最後に「忌み嫌う」その意味の中に「***はばかり」の意味について。
「はばかり」とは便所のことでトイレを意味する。
「雪隠」と書いて「はばかり」とも読むそうです。
https://note.com/tanabeken/n/n7561c9e365bd
雪隠と書いて「はばかり」とは読めない。
この語源は、港を意味するHabor(ハーバー)に由来するらしい。
港は少し入江の中にあって、船が隠されていたりする。
「はばかる」とは、隠蔽する、隠すことの意味。
ハーバーが「はばかり」「雪隠』と繋がってるとは面白い。

忌み嫌うこと、タブー視させることは、本当の大事な本質を隠蔽している(はばかり)のかもしれない。

忌み嫌う数字

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