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アメリカ版「どんだけ〜」が観れるのは、ルポールのドラァグレースだけ!

しつこいですが、Netflixで配信中の「ルポールのドラァグレース」が好きです。 どんな番組かは以下でご紹介しています。

この番組のどこを楽しんでいるかは人それぞれかもしれませんが、私が何より好きなのは「ユニークでナイスなキャラのドラァグクイーンにたくさん出会える点」なんですよね。 

かつて日本でも「オネエタレントブーム」があって、「オネエ」や「オカマ」と呼ばれる人たちがバラエティ番組に溢れ、一世を風靡していました。 ゲイ、トランスジェンダー、女装パフォーマー……それぞれにグラデーションがありながらもひとくくりに「オネエ系」とされ、基本的にはお笑いの対象にされていた過去を「あの頃はよかった」というつもりはさらさらなく、「オネエとは、自分の性を笑い飛ばさなければいけない」みたいなお約束も、なくなってくれて結構ではあるのだけれど、 深夜番組でスパークしまくっていたはるな愛さんの「エアあやや」や、猫も杓子も「どんだけ〜」で乗り切るIKKOさんに確かに心を掴まれ、勇気づけられてきた歴史が自分の中にはあるんです。

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でですね、「ルポールのドラァグレース」を見始めたところ、だんだんとあることに気づいてきたんですよ。

 あれ……「どんだけ〜」的なのって、世界共通なんじゃね?と。

 そうなんです。実に多くのクイーンが、登場の挨拶や、何かを突っ込まれた時の返しとして使ういわゆる“決めゼリフ”を持ってるんですよ。 

もしかするとこれ、同じようにかつて「オネエタレント(と、あえて言いましょう)」に元気づけられていた日本人の満たされない穴を埋めてくれるのではないだろうかと、ワクワクしてきてしまったのですよ!

 ということで、今回はドラァグクイーンたちの至極の決めゼリフをランキング形式でご紹介していきます! gif動画なので音は出ません!ぜひ番組を見て生でチェックしてみてください!

 ※( )内は出演シーズン


 1位:アドレ・デラーノ(S6)「Party!」用途:「OK」をはじめとしたさまざまな場面  

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ドラァグ界きってのネオギャル、アドレ。シーズン登場時は荒削りながら圧倒的な愛されキャラで大人気クイーンへとのしあがりました。そして彼女を一躍有名にしたのがこの「Party!」の決めゼリフ。とにかく相槌レベルで使う。何を言われても「Party!」で返す。ウチら日本人がギャルから元気をもらい続け、テレビ業界の「ギャルタレント枠」が死なないのとおそらく同じで、アメリカ人たちもアドレの「Party」に救われてるんですよ。多分、我々世代で言う「ちょり〜っす」みたいなものです。いや、もっと汎用性高いんだよな。マジ万能。淡々と「了解」みたいな感じでも使ってるんで。


 2位:アラスカ(S5)「Hiiiiiii」 用途:挨拶 !

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S5やオールスターシーズンで大活躍、スタークイーンのアラスカ。「アラスカ!」と呼ばれたときの、この気の抜けた「ハイ〜〜〜!」はぜひ音ありで聞いて欲しい。彼女のあっけらかんとした性格ともマッチしていて本当にかわいい。結構いろんなクイーンが真似して使ってるときがあって、アラスカの代名詞という感じ。 


 3位:ジョスリンフォックス(S6)「ワッワッ」 用途:相槌(?)

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S6は一発ギャグ持ってる人多めだなぁ。ジョスリンのこれは、なんていうか変な声で「ワッワッ」って言いながら片乳を持ち上げるという、ポーズ含めて日本人も好きそうなギャグ(?)ですね。知ってる人同士で使いたい。


 4位:アリッサエドワーズ 「カッ」 用途:??? !

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アメリカのレジェンドクイーンのひとり、アリッサエドワーズ。超ストイックなダンスの先生としても有名な彼女、番組内でも感情的な口論を見せたり、若手クイーンに厳しく指導する場面も見られますが、妙に抜けてたり、美貌に似つかわしくない顔芸も多々披露する魅力的なクイーンです。アリッサといえばこの「カッ」みたいな、舌を鳴らす動作?がお決まり。このgifのようにCMでも披露しています。真似したくてもできない。しかしながらインパクト大で最高。使いこなして他人を威圧したいです。


 5位:シャンジェラ(S3,S4) 「Halleloo!」用途:挨拶、相槌 

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 レディガガ主演の「アリースター誕生」などにも出演するセレブクイーンとなったシャンジェラ。彼女のカリスマ性を象徴する決めゼリフがこの「ハレル〜」。見る人を元気にするキャラクターにテンション、個人的「どんだけ〜」の米国版選手権優勝はこれです(笑)。シャンジェラとか、絶対日本でも大人気になると思うもの。


 6位:バネッサ・バンジー・マテオ(S10,11)「バンジ〜」 用途:去り際に捨て台詞

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アレクシスマテオのドラァグドーター、バネッサ。不本意な敗退時に発した「バンジ〜バンジ〜」というまるで恨み節のような言い回しに、ルポールも完全にロックオン。彼女が去ったあとも「バンジ〜」は番組やファンたちの間で一大旋風を巻き起こします。とにかく言い方とか言うタイミングが謎すぎて、真似すれば場を変な空気にさせられること間違いなし!


 7位:アレクシスマテオ(S3)「BAM!」 用途:決めセリフの時、褒められた時 

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S3で好成績を収めたプエルトリコ出身のアレクシス。ソロでの映像課題の際の決めゼリフや、審査員に「その衣装いいわね」と褒められた時などに「バァ〜ン!」と言いながらややねっとりとした笑顔をするのがお決まりです。


 8位:エイデンゼイン(S12)「Boo!」 用途:独り言、語尾  

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ミステリアスなドラァグで一部のファンの支持が熱かったエイデン。なにかと他のクイーンに目をつけられやすくつっかかられた時などにふわっと口にする「Boo!」が彼女のドラァグスタイルとはちょっとズレててかわいかった。(残念ながらドラァグしている時の「Boo!」を見つけられず、オフドラァグの動画です) 


 9位:ファラ・モアン(S9)「ハァ〜ン」 用途:何やら都合の悪い時

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 メソメソしたウェットな女、ファラモアン。番組内でもよーく泣いてます。これを決めゼリフとしてよいかは微妙ですが、彼女が時たま発する「ハァ〜ン」というベタなお色気声は、気合入れてバキバキで視聴してると良い意味で肩の力が抜けます。こんな感じで「ハァン」「ハァン」いって、都合の悪いことをごまかせるようなぶりっこビッチになりたかったぜ(褒め言葉)


 10位:ジアガン(S6) 「Absolutely」 用途:相槌

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日系3世のジアガン。性格きつめで個人的には苦手ですが、この「アブソリュ〜トゥリ〜」はうまく使いこなして言ってみたいセリフ。ただ、審査員にはすこぶる不評。決めゼリフっていうか、口癖なんでしょうね。審査されてる立場で、批評や指摘をされた時に「Absolutely」って返すのってつまり「はーい、わかってまーす」みたいな返しをしてるってことだもんね?「失礼だからその口癖やめろ」みたいなことも審査員に言われてたような。 


 というわけで、思いつく限りの決めゼリフをランキングにしてみました。 そして私は気づくのです。ああ、全米トップクラスのクイーンたちの決めゼリフをもってしても、この

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には、かなわない、と。だっておもしろすぎませんか?「どんだけ〜」からの「背負い投げ〜」からの「スッカラケッチ〜」まであるんだよ。

どういうこと?笑  

さて、本日6月11日より、Netflixにてルポールのドラァグレースシーズン13が開始となりました!ワクワクが止まらない! 

 今シーズンはどんな名セリフが飛び出すかしら!

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