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25歳インド人若手社長が言うことには②


前回の続きです。

よかったら前回も読んでみてね🕺

インド人の若手社長のお話を聞いて

すごく長い道のりを見据えて頑張ってこられたんだなと改めて実感しました。

が、それと同時に日本語を学んでから日本に留学したという話を聞いて

もしやこの人はインドの中でもかなり上層階級の出身なのでは…と思いました。

インドの平均月収は大卒で45000円ほど。

日本の学費や生活費を払おうと思ったら平均的な家庭では無理なはず…



カースト制が色濃く残るインド。

就きたい職業に就くことができない人がわんさかいる現実を考えると

ああ、多分生まれながらのお金持ち、少なくとも平均以上のなんだなと。

努力したのはもちろんご本人だし、商才があってこそのことだと思うけど

その土台に恵まれた環境がないと無理なので

なんとも言えない気持ちになりました。




インドは今人口増加と共に華々しい発展を遂げているというイメージがありますが

実際にはより多くの富を手にするようになったのは元々裕福だった上層階級の人たちのみで

貧富の差は広がっているのかもしれない。




道端で物乞いしたり、花やボールペンを売っている子たちは幼いのにすでに働いていて

学校にも行けずその生活から抜け出す術もない。

そしてその階級を抜け出そうとする人たちが

上層階級の人たちに迫害されて最悪殺されるということが未だに起きている国。



海外の学校では芸術や道徳の授業はないらしい。

上層階級や平均的な階級の子が通う学校での教育で、

道徳の教育を何世代にも渡って行い続けるしかないのかもしれない。




色濃く残るのは関西だけと耳にしたことがあるけど

私の故郷にも「部落差別」というものがある。  

もちろん道徳の授業でこういった差別があったこと、そんなことが決してあってはならないことは習う。



私自身はもちろん部落出身だという人がいても差別しないし、好きだったら反対されても結婚すると思う。

けど、親世代は違う。出身をやっぱり気にしている人が多い。

そしてその意識は子供の私にもうっすらと残っていて、「あの地域は部落だ」という具体的な認識がどうしても染み付いている。



なんか、虚しいよな。

こんだけ発展した日本で、道徳の教育がきちんとされてきたのに

まだうっすらと私達の世代にも認識は残っている。



だけど、私は自分の子供がもし出来たら

学校教育に任せて、その概念を自分の口から伝えることはないと思う。

たとえ部落と言われていたところが治安が悪くて子供を行かせたくないとしても

「あそこは危ないから行っちゃダメ」

としか言わないと思う。

親という身近な存在から差別を感じさせたらそれは無意識に子供にも移ると思うから。



その差別の概念を身近に染み付いているものだと感じない世代を作ること

そのうえでやっと差別はなくなるのだと私は思う。 


カースト制度に見直しを求める声が反映され始めたのは19世紀前半。

もう100年が経つ。

だからこそ、インドの学校教育には道徳で命の平等さを教える必要があるんじゃないかな。

もしかしたらすでに行われているかもしれんけど(インドの学校教育の実態は知らないので)

どちらにせよ、一人で今すぐなんとかできる問題じゃないな。



だけど、この華々しい発展の裏にある格差や差別に

慣れてしまって何も感じない、考えない人にはなりたくないなと思う今日この頃です。



ま、でもまずお前が働けって感じですよね!!!

偉そうにすいませんでした!!!!!🤤

そんな感じで真面目回は終わります。

ありがとうございました!!!!!

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