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モチベーションを上げる本の読み方 -知識を操る超読書術-

皆さん、こんにちは、こんばんは。現役実業団バスケ選手のひかるです。このブログでは、現役バスケ選手が役に立った本の知識を紹介しています。

今日は『知識を操る超読書術』(著:メンタリストDaiGo)です。


さて、今回は読書に関する知識です。皆さん、読書はしますか?

最近あまり本読めてないなーって方が多いんじゃないかと思います。実際、平成30年度(2年前)文化庁の「国語に関する世論調査」で全国の16歳以上の男女に1ヶ月の読書量を調査したところ、読まないと回答した人が47.3%、1−2冊が37.6%、2冊以下で80%を占める結果となっています。なかなか本を読まない人が多いってお分かりいただけたかと思います。

読まない方の一番大きな理由って「読書は大変」と感じてるからだと思います。文字を読むのが苦手な方からすると、読むことで精一杯になってしまって、本来の目的である「知識を取り込んで明日の行動を変える」になかなかたどり着けない。一生懸命真面目に読む人ほど陥りがちです。

そんな「読書は大変」の認識を変えてくれるのはこの『知識を操る超読書術』です。

数年前にテレビでメンタリズムを披露して有名な著者のDaiGoさんは1日10-20冊本を読むそうで、それを聞いたときに僕は「そんなわけないだろ~」って思ってましたけど、この本を読んで「なるほど。確かにこのやり方ならそれくらいは読めるんだろうな。」と思いました。

そんな読書術を全て紹介すると長くなってしまうので、個人的に面白かったポイントをいくつか説明していきます。(自分の解釈も含んで書いてます。)

●本を読むにも「準備」が大切

皆さん本を読む前に準備してますか?

大丈夫です、僕も一緒で何もせずただただ頑張って本読んでましたから。笑

そもそも本を読む準備ってなんだ?静かなところで読むの?読む前にコーヒー飲むとか?って思いますよね。

ここではやり方を2つ紹介したいのですが、この2つの共通点は「本を1冊読むためのモチベーションを維持すること」です。挫折する人って本を買う瞬間が一番モチベーション高いのですが、そこから増えることがありません。この2つのやり方は、本を読み続けるモチベーションを増やす方法なのでぜひ参考にしてみてください。

①メンタルマップ

簡単に言うと、「この本を読む意味を見えるようにしておこう」です。

分厚い本読んでる時って、なんでこの本読んでるんだろうって思っちゃうときってありませんか?それって最初に本を買ったときのモチベーションを忘れそうになってるときです。

例えばダイエット本を買ったとして、私は今年の夏までに5㎏痩せたい、という目的があったとします。読み始めてだんだん時間を経過するとともに、目的はこの本を読み切ることに変わってきます。元々は今年の夏5㎏痩せるための知識を取り入れたかったのに、読み切ることに頭が囚われて必要な知識が取り入れなくなっていきます。この時に「なんで読んでるんだろう」が頭でいっぱいになり挫折するわけです。

だから「なんで読んでるんだろう」が頭でいっぱいになる前に、当初の目的を見えるようにしていつでも見れる状態にしておけば、モチベーションが維持できる、という方法です。

やり方は、”なぜこの本を読もうと思ったか””この本から何を得たいのか””読んだ後自分がどういう状態になりたいのか”の3つを本を読み始める前に書き出します。スマホのメモ帳、紙など見えればなんでもOKです。(DaiGoさんは小さい紙に書いて本のしおりにしていつでも見えるようにしてるそうです。)

このやり方で副作用的にいいことがあって、それは「自分にとって不要な情報を読み飛ばすことができる」こと。

先ほどのダイエットの話でいうと、今年の夏までに5㎏痩せたいのならば、半年以上かかるダイエットのやり方は読まなくていいだろうし、3㎏痩せるためのダイエット方法が書かれた本なら、この本は自分に合ってないと判断できるわけです。

こうやって読む・読まないを判断できるようになると読書量が減るので、どんどん本を読みやすくなっていきますよね。

②キュリオシティ・ギャップ

これも簡単にいうと、「自分の興味がわいたこの本にある知らないことを書き出そう」です。

キュリオシティって英語で”好奇心”という意味ですが、この本によると人間の脳って好奇心を刺激されると記憶力が高まるんですって。

好奇心を刺激するために、自分の知らない知識を見えるようにすれば覚えられるし、本を読むモチベーションを維持できる、というやり方です。

やり方は、知りたいテーマに対し”すでに知ってること”と”この本にある興味がわいたこと”を書き出すだけです。(目次をみてやるのがやりやすいそうです。)

自分の場合、この本ですでに知ってることは”接続詞で読む・読まないを判断する”、この本にある興味がわいたことは”読書の目的設定で知識の取得効率があがる”となりますね。

これも副産物的に読まなくていいところ(=自分がすでに知ってる知識)が明確になるので、さらに本が読みやすくなると思います。


●本は著者とのキャッチボール

学校の授業で永遠と1人話し続ける先生って眠たくなりません?

読書だって同じだと思うんです。ただ本の性質上、著者がずっと話続けてるように見えてしまうので、これを解消する必要があります。

この本ではいくつかの本の読み方が書かれていますが、自分が特にいいなと思ったやり方を1つ紹介します。

つなげ読み

これは、「本の知識と自分を結びつける」ことです。

僕の話で説明すると、よくDaiGoさんのYoutubeを見ます。(心理学とか好きな方ならめっちゃおすすめします!)

ここでもDaiGoさんはいろんな論文から得た知識を教えてくれるのですが、動画でしゃべっている知識と本の内容が同じ時があります。この時に「あ、あの動画でしゃべってた知識を同じだ。」と動画(自分の体験)と本の内容を結びつけてしまうことです。

この本によると、人間って感情が動いた時の情報が記憶に残りやすいそうです。自分の体験・知識などと結びつけて感情を積極的に動かすことで、情報の取得効率とモチベーションがどんどんあがります。

これは僕のイメージですが、小さいボールでキャッチボールするのって野球でもやってないと難しいと思うんですが、このつなげ読みはあらゆる情報を結びつけてボール(=情報)を大きくすればキャッチしやすくなる、だから結びつけるんだと感じました。


●伝え方に”SPICE”(スパイス)を効かせて

今まではインプットする方法のお話でしたが、ここからはアウトプットのお話です。この本によると「教えることを意識して本を読む」だけで28%も記憶の定着率があがるんだとか。上手にインプットするためのアウトプットですね。

タイトルにある”SPICE”とは上手に説明するための5つのキーワードの頭文字をとったものです。(単純化(Simplify)私的利益感(Perceived self-interest)意外性(Incongruity)自信(Confidence)共感(Empathy)の5つ)

特に僕が気になったのは4つ目の自信(Confidence)です。

会社員をしてるとプレゼンを見たり実際にやったりする場って多いのですが、この人の話してる内容って大丈夫かな?ってなる人は往々にして自信がなさそうな人が多いです。

この本では心理学の「ハロー効果」の考え方をもとに自信をもって話したほうがいいとありました。

ハロー効果とは、人間の1つの特徴から全体的な印象を決めてしまう脳の癖です。

例えば、Jordanとかballaholicとか着こなしてるバスケ選手を見ると、(実際のプレーを見てなくても)バスケ上手なんだろうとみなしてしまう、といったことです。

このハロー効果を上手に使うと、1つのことに集中して伝えれば伝える内容全体がよく見えるということですね。そうすれば多少のミスは気にならなくなります。逆に複数のことを伝えようとするのが非効率ってこともわかりますよね。

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いかがだったでしょうか。ここで紹介した知識はほんの一部であり、まだまだ面白い知識がたくさんあります。

気になる方はぜひ買って読んでみてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!!また次の記事をお会いしましょう。




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