田中淳子/Junko Tanaka

大人のキャリアと学びの支援を行っています。国家資格キャリアコンサルタント。産業カウンセ…

田中淳子/Junko Tanaka

大人のキャリアと学びの支援を行っています。国家資格キャリアコンサルタント。産業カウンセラー。整理収納アドバイザー1級。コラムニスト。仕事のこと、日々のこと。 法人チャンネルとしてVoicy「人材育成応援ラジオ」配信中。https://voicy.jp/channel/2943

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厚労省がキャリア自律支援にマジで力入れているので、使ったほうがよいと思う無料サービスたち。

厚生労働省が年々予算を増やしているキャリア自律支援。今年(令和6年度、2024年度)もばりばり予算をどどーと増やして、対応しています。 いやあ、本気ですね。 先日(といっても相当前だけれど)、参加したある勉強会に、厚労省の方も登場されて、「キャリアコンサルタントの皆さんが思っている以上に、国はキャリア自律に力入れてますし、キャリアコンサルタントについても力入れてます!」と力説されていたのも、こういうサービスに表れているのだろう。 厚労省がやっている ・無料キャリアコンサ

    • ただの経験談、等身大の話のほうが案外相手には何かが残るんじゃないか。

      自分が若いころ、いろんな年長者から、いろんなことを言われて、いくつかは30年経っても40年経っても覚えている。 それって、相手(上司とか先輩とか)は、たぶん、「そんなこと、言ったかなぁ」と思うに違いなく、受け手である私が、「なるほど!」とか「そうなんだ」とか「凄い、知らなかった」とか「反省した・・・」などと思いつつ、記憶に刻んだのだと思う。 面白いもので、自分はそんなことを言ったことすら覚えていないようなことを誰かがずーっと覚えていて、「それが心の支えです」とか「あの時教

      • 新入社員研修にこれほど落ちこぼれた人はいないのではないかというほどの落ちこぼれの生き残り戦略。

        講師になって実感したことだが、新入社員研修で苦労する新入社員は毎年いらっしゃる、けれど、私のようにどん底まで全然ついていけない方には会ったことがない、やはり、私の出来の悪さは、「際立っていた!」のだ。 いやあ、自慢にならないって。 今だったら、管理職とか人事とか集まって、 「おい、どうする?田中さんって人、大丈夫かね。 本採用していいんかね。 いや、研修期間中に辞めちゃうかもね。」 と3時間くらい会議しちゃうかもしれない。 怒られたり、なだめたり、すかしたりされなが

        • フィードバックするより、内省を促す「問い」のほうがうんと気づきが大きい。

          仕事柄、受講者のプレゼンとか1on1などを見て、フィードバックすることが多い。 社内でも後輩たちの立ち上がり(講師デビューとか営業デビューとか)に立ち会い、リハーサル(模擬講義とか模擬商談など)を見ては、フィードバックする機会もまた多い。 「ここは良かった」 「ここはもっとこうするとよいと思う」 「なぜならば」 といった内容で伝えていく。 もちろん、その前に、本人ふりかえりを必ず挟む。 ●できたこと ●できなかったこと ●次はどうしたいか などを語ってもらってからの

        厚労省がキャリア自律支援にマジで力入れているので、使ったほうがよいと思う無料サービスたち。

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        • ヒビノセイカツ
          2本

        記事

          新入社員のメールの書き方に違和感を覚えても、経験がないだけなので、教えればよい、というお話。

          「若手のメールがなっとらん」 というマネージャやリーダー、OJTトレーナーがいらっしゃるかもしれませんが、こと新入社員に関して言えば、メールってもうさほど活用されていないツールだと思うのですよ。 それって、私たち(ミドルやシニア)が 「最近の若者は、封書での手紙の書き方がなっとらん」 と言われて、「はへ?手紙ってそんなにもう書かなくないっすか?」とかつて(昭和とは平成初期とか)思っただろう、と想像してみれば、同じことなんです。 なので、できていない=経験する機会がな

          新入社員のメールの書き方に違和感を覚えても、経験がないだけなので、教えればよい、というお話。

          「お客様アンケート」に答えることで世界の誰かを助けている、きっと。

          お客様アンケートってあちこちでありますよね。 文句ある時はたぶん書くのだろうけど、良い時、普通の時は何も書かないんじゃないかと思います。 でも、良い時も普通の時も、それを書いて伝えるって大事だと思うのです。 たとえば、「普通においしくご飯を食べて、それはレストランだから当たり前」だとしても、 「おいしくいただきました。」 とか 「●●と●●をいただきました。うちでは作らないので、外食で口にできて、楽しい気分でした」 とか何でもよいので、書いて渡す。 そうすると、それを

          「お客様アンケート」に答えることで世界の誰かを助けている、きっと。

          自己紹介ってもっと楽しくできたらいいのに。

          4月は、入学、入社、異動、転勤、転職、その他、あらゆる場面で自己紹介を求められやすい季節ではありますが、自己紹介が、全然楽しくない、というか、かえって緊張を呼ぶことも多々ありますよね。 「はい、一人ずつ、前に立って自己紹介!」 と新しいクラスで言われる、とか、 「一人ずつ、前に出て、2分で自己紹介!」 と新入社員研修で言われる、とか。 互いに知り合うのは大事なのだけれど、緊張しかしない自己紹介、それだけで心臓が縮みます。 ふと思ったのですが、 自己紹介って、だいぶ

          自己紹介ってもっと楽しくできたらいいのに。

          4/11(木)Voicyで生放送! 19時~30分程度。 「更年期の働き方についてお話してください」 というリクエストをいただいたので。後日のアーカイブ公開なし、生放送のみ、です。 https://voicy.jp/channel/2943/live/39203

          4/11(木)Voicyで生放送! 19時~30分程度。 「更年期の働き方についてお話してください」 というリクエストをいただいたので。後日のアーカイブ公開なし、生放送のみ、です。 https://voicy.jp/channel/2943/live/39203

          無料「キャリアコンサルティング」サービス、おススメ。

          厚労省がジョブカードを推進したいという想いもあって(いや、それだけじゃないのですが)、ジョブカードを使ったキャリアコンサルティングサービスを提供しています。対面、オンライン、どちらもあります。 令和6年度から、これ、どうなるかなぁ?と思っていたのですが、事業継続でしたね。 「キャリア形成リスキリング支援センター」と名称は変更になりましたが、個人(就業中)向けのキャリアコンサルティングが今年2024年度も実施されます。一人1回60分、1回限り。無料。オンライン、対面どちらも

          無料「キャリアコンサルティング」サービス、おススメ。

          若手の段階で、「好きと得意」だけで仕事を選り好みするのはあまりお勧めしないなぁという話。

          【今朝の画像は、自分で撮った昨日(4/8)の桜です】 終身雇用じゃない(と言われている)し、年功序列じゃない(と言われている)し、ジョブ型になりつつある(と言われている)し、若い方ほど、「自分がやりたいこと、興味関心が持てるもの」に仕事でも集中して向き合いたい願望は強いだろうと思います。 滅私奉公みたいな考えは、既に古く(というか、1986年に社会人になった私だって、そんな気持ちは毛頭持っていなかった)、会社の言いなりにあれこれやるというのももう時代じゃない(転勤など辞令

          若手の段階で、「好きと得意」だけで仕事を選り好みするのはあまりお勧めしないなぁという話。

          成長に年齢って関係ないですよね。

          そもそも「成長って何だ?」という話がありますが、以前読んだ、松尾睦先生の『「経験学習」入門』(ダイヤモンド社)には、たしか、こんな風に解説があったと記憶しています。 成長には2種類あって、一つは、能力的成長。知識やスキルが身について、できることが増える、みたいなニュアンス。 もう一つが「精神的成長」(といった表現だったかと)。 これは、若いうちは、自分の事ばかり気にするが、徐々に、他者視点ができたり、世のため人のためといった視点を持つようになる、それを精神的成長と言う、

          成長に年齢って関係ないですよね。

          変化+変化+変化・・・で結構ストレスフルになりやすい年度始めのお話。

          私の勤務先の会計年度は、1-12月なので、既にQ1が終わろうとしているのですが、世間的には、4月から新年度。 新入社員もやってくるし、異動とか転勤とか転職とかいろんな節目になりやすいのがこの季節。引っ越しもありますね。 変化って楽しいもの、ワクワクするものではありますが、どきどきもするし、不安、心配、あとは・・・新生活、新しい場所への適応に、ことのほかエネルギーを使っていたりもします。 新入社員を例にとってみると、 まず、満員電車に毎朝揺られ、スーツ着て、会社まで行って

          変化+変化+変化・・・で結構ストレスフルになりやすい年度始めのお話。

          コミュニケーションは、スキルとして学習できるんですよね。

          「コミュニケーション・スキルは学習できる!」 というフレーズを連呼していたのが90年代から2000年代くらいのことで、なぜかと言えば、 「コミュニケーションってさ、持って生まれたものがあるよね」 「コミュニケーションは得意な人と得意じゃない人がいるよね。キャラの問題だよね」 と思われ、「向き不向き」の面が大きいと考える人が多かったからです。 でも、それ、学習していないからじゃない?と思ったのは、アメリカでコミュニケーションスキルなどの研修を受けた時のこと。 おお、そ

          コミュニケーションは、スキルとして学習できるんですよね。

          「女性の生き方」を味わえる本の紹介。

          「淳子さんがVoicyで紹介した本を10冊以上、買って、読んでます!」というコメントを以前頂戴しました。 いやぁ、嬉しいなぁー。 読書って、趣味、傾向が違う場合もあるので、私がいいよ!と思っても、他者はそうでもないことはあって、もちろん、逆もしかり。 ですが、「これ、こういう風に勉強になった!」「これは、こんな面白さがある」という解説と共に紹介した本を、10冊も読んでいる方がいらっしゃるなんて。しかも、「買って」ですよ、「買って」。素晴らしいじゃぁないですか。 と言う

          「女性の生き方」を味わえる本の紹介。

          「部下のほうが優秀な場合、上司はどう生き抜けばよいのか」問題

          「部下が超絶優秀で、どうしよう」という相談があって、それに回答したVoicyを今朝(3/22)放送したのだけれど、 収録して、公開したものを5回くらい聴いて、ほかにもアプローチはあるな、と思ったので、noteで補足というか、異なる観点を書いてみたい。 管理職とは何か、である。 管理職って、他者を通じて成果を出す人で、地位でも偉さでもなく、「役割」なのだ、という視点に立った場合、これ、何が問題だろう?とだんだんと思えて来た。 部下たちが最大限の成果を出せるようにするのが管

          「部下のほうが優秀な場合、上司はどう生き抜けばよいのか」問題

          「機嫌」を見計らってコミュニケーションしなければいけない人は組織の生産性に影響するよねというお話。

          「うちの上司、今、話しかけても大丈夫かな?」 「あの人、こういう資料で噛みついてこないかな?」 「こういうメールだと、妙なところにひっかかって、吠えられるかもな」 ・・・・・と妙に気を回さないといけない人っていませんか? そういう人対策として、メールを練り直したり、同僚にもチェックしてもらったりして、たった一つのメールとかチャットを送るのにもとてつもなく時間がかかる。 時間だけでなく、精神的にも疲弊する。 時間的なロスト。 精神的なロスト。 これ、蓄積していくと、結

          「機嫌」を見計らってコミュニケーションしなければいけない人は組織の生産性に影響するよねというお話。