マガジンのカバー画像

たなかれいこ の たべもの教室

131
たなかれいこの「たべもの教室」レギュラー月1回クラスの様子のまとめです。「たべもの教室」では、月々の献立をあらかじめ公表していません。ひと月が終わりましたら、その月の献立をレポー… もっと読む
運営しているクリエイター

#たなかれいこ

+30

2024年5月のたべもの教室アルバム

野菜は新鮮がだいじ?

関東の畑から、元気な春の青菜がたくさん届きました!のらぼう菜に、小松菜の菜の花。出回るのは本当に短い間だけなので、今月は、教室でたっぷりお召し上がりいただきました。 そして青菜は究極に ”ゆで上げた” だけです。でも、これがおいしい。今の季節独特の青菜の深い味わいを堪能できて、いつまでも食べ続けられそうな味。ゆで上げるにも、たなかれいこのコツがあるので、お湯に加える塩はどれくらいか、どのタイミングでゆでるのか、間近でみなさまに見ていただきながらレクチャー。残ったゆで汁は、そ

+22

2024年3月のたべもの教室アルバム

+26

2024年2月のたべもの教室アルバム

塩っけをおいしくとる料理

2024年はじめの「たなかれいこの たべもの教室」、厨房には色とりどりの野菜たちが並びました。大根は、宮重大根に、赤大根、緑大根、黒大根まで。人参はいつもの人参に加え、黄色のきれいな人参も。ねぎは、赤ねぎ。どれも無農薬・無肥料自然栽培の生命力あふれる、見ているだけで元気になりそうな野菜たちです! さて、今月は調味料で塩っけをおいしくとる献立。塩、味噌、醤油の基本調味料は、料理の味をととのえるだけでなく、体をあたためてくれたり、腸内環境を整えてくれたり、人間の生理作用には本当

+30

2024年1月のたべもの教室アルバム

+23

2023年12月のたべもの教室アルバム

本物の調味料は使い方加減でどの季節にもぴったりな料理にしてくれる。

一気に食材が秋冬野菜になりました。 里芋、人参、大根、小松菜など、今シーズン初の野菜たち。露地栽培の立派な平たけも今だけのもの。ちょうど旬の玉レタスやサラダ菜、サンチュなどのレタス類も豊富で、今月は賑やかな食材たちがそろいました。 里芋は皮をむいて煮物に。昆布と水と一緒に煮るだけなので、本当に煮物はかんたんなんです。あとは塩だけ。味が足りなかったら、後で食卓で塩や醤油を足せばいい、という塩梅でいいのです。まだ初々しい里芋をあまり気温も下がっていないので、あっさり上品に仕上げ

+24

2023年11月のたべもの教室アルバム

鍋まかせで美味しさを引き出す

まだ野菜は秋冬ものが出そろわず、夏のなごり野菜があったりという端境期の季節。秋といっても畑の野菜たちは、一気に変わるのではなく、徐々に徐々に。出始めのさつま芋や新しょうが、秋のきのこに、最後の茄子や空心菜などの夏野菜、そして端境期に重宝する乾物を使った今月の献立になりました。 今月は、とにかく鍋まかせの料理がたくさん。材料を鍋にいれたら、フタをして火にかけるだけ。たまにフタを開けてのぞいてもOKですが、かき混ぜたりもせず、できるだけそのまんま。それで美味しさがぐんと引き出さ

+26

2023年10月のたべもの教室アルバム

シンプルな調味料が料理を引き立てる

8月のまさかの夏野菜不足からひと月、その後の少しの雨のおかげもあり、9月はじめにはほれぼれする野菜たちが農業者さんの畑から届きました。立派な茄子に、勢いのある空心菜、ゴーヤはなんと去年のこぼれ種から自然に出てきたという生命力のかたまりのようなビッグサイズのゴーヤ! 今年の夏は暑さが長引き、9月初旬もまだまだ暑い…。とはいっても、体は真夏の状態とは違います。暑さで疲れて、食欲が落ち気味という方もいらっしゃるでしょう。同じ夏野菜でも、調味料の使い方次第で、いかようにも晩夏にぴっ

+27

2023年9月のたべもの教室アルバム

食べ物には必ず、その向こう側のストーリーがあります。

例年ならば、夏野菜が豊富にある時季ですが、今年は高温に加え、とにかく関東近郊ではひと月以上まともに雨が降らない…。お付き合いのある農業者さんの畑も枯れ枯れで、きゅうりや茄子、ピーマンなどが、ちっとも育たず苦しい状況でした。 食べ物には必ず、その向こう側のストーリーがあります。目の前の野菜たちのそれを知ってこそ「食べる」こととの楽しみも、おいしさも、向き合い方も変わってくると思いませんか。 たべもの教室では、いつも畑の状況をお伝えし、その時のありのままの野菜の状態をお見せし