まだ野菜は秋冬ものが出そろわず、夏のなごり野菜があったりという端境期の季節。秋といっても畑の野菜たちは、一気に変わるのではなく、徐々に徐々に。出始めのさつま芋や新しょうが、秋のきのこに、最後の茄子や空心菜などの夏野菜、そして端境期に重宝する乾物を使った今月の献立になりました。

今月は、とにかく鍋まかせの料理がたくさん。材料を鍋にいれたら、フタをして火にかけるだけ。たまにフタを開けてのぞいてもOKですが、かき混ぜたりもせず、できるだけそのまんま。それで美味しさがぐんと引き出されるのです。

舞茸の汁物は、具材をいれて、水をたっぷり加えたらフタをして火にかけるだけ。さつま芋とごぼうの蒸し煮も、同じく具材をいれて、水を加えてフタをして火にかける。マッシュポテトに添える茄子ソースは、玉ねぎをオイルコーティングしたら茄子をどさっとのせ、水を少し加えてフタをして火にかけ蒸し炒め。

最初は中火、鍋の中から音がしてきたら、あとは弱火にして、じっくり火を通します。鍋まかせなので、ここまでしてしまえば、鍋の前に付きっきりになることはありません。はじめは鍋の中が気になって、何度も様子をのぞきたくなるかもしれませんが、慣れてしまえば、ほったらかしでラクラクに。料理のハードルがぐっと下がるのが、たなかれいこ的料理。

たべもの教室では、火周りはスタッフが担当しますので、みなさまはには、ほったらかし後の鍋の中がどんな具合になるのか、実際に見てもらいます。汁物はくたくたになって、空心菜のきれいな緑色は消えてしまうけれど、味見をしていただくと、おいし～と一気に満面の笑みに。さつま芋とごぼうの蒸し煮も、鍋の中を見ただけで、よーく火が通っているなという表情に。茄子ソースもごろごろしていた茄子がとろっとなっています。鍋の中のこの表情を見ていただくと、具材に火を通すってどこまで？という疑問は、きっと吹っ飛びます。ちゃんと鍋の中が教えてくれるのです。

日々の料理は、レシピ通りの手順を覚えることよりも、食べ物に向き合うだけでよりかんたんに、美味しくなります。誰でも、鍋の中の表情が見えるようになりますし、声が聞こえるようになります。ぜひ、たべもの教室にご参加くださいませ。

毎月通うのが難しい方は、「たなかれいこ的料理のきほん」講座へ。１回のみのご参加も大歓迎です。

＊＊１０月の たなかれいこのたべもの教室　献立＊＊

　●舞茸の汁物 葛流し
　●さつま芋とごぼうの蒸し煮 オイル醤油仕上げ
　●マッシュポテトの茄子ソース添え
　●ひじきと切干大根の和え物
　●紫芋入り５分搗きごはん

＜今月の使用食材＞
舞茸、空心菜、玉ねぎ、さつま芋、ごぼう、しょうが、しめじ、じゃがいも、茄子、間引き人参葉、紫芋、ニンニク、昆布、煮干し、ひじき、切干大根、春雨、レーズン、刻みめかぶ、海塩、醤油、味噌、オリーブオイル、ニンニクオイル、白バルサミコ、アップルビネガー、葛粉、5分搗き米

・・・・・・・・・
折々に畑から届くおいしい旬の食材を使うため
教室では月々の献立をあらかじめ公表していません。
ひと月おわりましたら、献立を公開しています。
・・・・・・・・・

●教室の様子をまとめたアルバムもぜひご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーー

たなかれいこの たべもの教室は
いつからスタートでも大歓迎です！

たべもの教室では「おいしく食べて美しく健康に」をトータルで学ぶことができます。毎月一度通っていただくことで無理なく、ゆっくり、たなかれいこ的調理法を学びつつ、実際にお料理を食べた後の体と心の変化も感じていただけるのが「たべもの教室」です。自分軸を持つと情報にふり回されず、心身が落ちきます。その近道は食べものに向き合うこと。
ご入会ご検討中の方は、まずは「お試し受講」でご受講いただけます。ご都合のつく日時でお申し込みくださいませ。

＜１１月の開講日＞　*どのクラスも2時間半の教室です　　　　
　　８日（水）13時～／18時半～　　
　　９日（木）13時～／19時～　　　　　
　１１日（土）13時～　
＊コロナ対応ワクチンを接種した方のご受講はご遠慮いただいています。

ーーーーーーーーーーーーー

○twitter
○facebook
○instagram
○たなかれいこNEWS→　無料のメールマガジン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー