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15悪魔のカード(2019年4月24日)

大アルカナの15悪魔のカードです。
15の数字は、1+5で6の系統です。
6は3と3の呼応関係を表します。
カードの上部に三角形が上下に重なった六芒星が描かれていますが、これは3が3に応える6を表しています。
15は奇数で外への働きかけになります。
意志を押しつけ応えさせる、ような感じです。

悪魔というのは両性具有的なもので、男女に分かれない、つまり二極化していない存在です。
二極化したものとは私たち人間ですが、男女や善悪など、こちらがあれば必ずあちらが存在します。
二極化する前の存在は太一であり、上位の意志です。
その意志に従い生きる二極化した存在は、命令に従い生きることに喜びを覚えます。
悪魔に繋がれた二人の存在は、片方は喜び、一方は拒否しているわけです。

15悪魔のカードが表すのは、この上位の悪魔、あるいは繋がれた二人のどちらかでしょう。
押しつけている側か、押しつけられている側か。

悪魔の強い押し付ける力は、喜びを感じさせるものですが、度が過ぎると迷惑なものになります。
ただ、この押しつける力があるから壁を壊すことができ、人と人の交流は生まれ、物事は関係性を持つことができます。
活性化し新陳代謝が生まれ、変化を起こしていく力があります。

また、悪魔のカードは第3の目である松果腺も表すそうです。
松果腺は、物質的視覚ではなくもっと広い世界を見ます。
物事の裏側、あるいは外側に流れる本質を見る目です。
悪魔のカードは、肉体の壁を超えた視点を持つことを意味します。

今日のサビアンシンボルは「虹のたもとの金の壺」から「開いた墓の前にいる夫を亡くした妻」になります。
20:20に移行するので、今日は「虹のたもとの金の壺」の日と言えます。

虹のようにいつ消えてもおかしくない天啓のような直観を、自分の意志として貫いていけば、虹のたもとにある金の壺へたどり着ける、という意味です。
金の壺とはその人にとっての幸運を表します。
アイルランドの伝承には金の壺を持つ妖精レプラコーンが登場します。
この妖精とうまく付き合うことができれば、金の壺を得ることができます。
しかも絶えることなく湧き出る泉のように、です。
妖精というのは、人間とは全く異なるもので、人間的な価値基準は一切通用しません。
ときに妖精が残酷だったり意地悪だったりするのは、そういうことです。
なのでレプラコーンから金の壺をもらうことは至難の業です。
レプラコーンから金の壺をもらった人は、人々に非情だと思われたり、人間のすることではない、と言われたりするのかもしれません。

天啓のような直観とは、物質的視点ではなく第3の目で見たものです。
その感動と衝撃を消すことなく、強く思い続け信念を貫くことで現実のものにしていきます。
逆らえない持って生まれた運命に従い、強い意志で現実化していきます。

悪魔のカードの押しつけ力は、第3の目で知覚したものを現実化させる信念です。

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