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18月のカード(2019年3月29日)

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大アルカナが出ました。
月のカードです。月は18です。
数字の意味を考えるとき、その数字がどのような成分からできているか考えます。
18なら1と8からできていて、1と8を足すと9、あるいは9の倍数
18という数字は9の系統であることがわかります。
9は隠者のカードで、これは精神的哲学的旅路でどこまでも飛んでいく模索していく意識です。
9の倍数ということは、9がふたつ
1と2の関係をみたとき、1は始まりの意識2は1の身体であり環境
18という数字は、9が9にふさわしい身体や環境を探すという意味になります。
また奇数と偶数の関係は、奇数が外へ偶数が内へ、という方向性を持っています。

ということで、18の数字は9の系統で、9はふさわしい環境を探して内向の旅をするということ。
つまり、「心の奥底まで探索し何か必要なものを引っ張り出してくる」という意味になります。

タロットカードは数字の意味で成り立っていますが、大アルカナは4元素を統合した第5元素を表していると考えてもよく、大アルカナは普遍的本質的なため、日常の具体的な事柄を表してはいないとも言えます。
そして0から21までの並びは物語になっていて、前のカードがあるから次のカードの意味が成り立つようになっています。
つまり、18月のカードは17星のカードがあるから成り立ち、17星のカードは16塔のカードがあるから成り立つわけです。

そして「心の奥底まで探索し何か必要なものを引っ張り出してくる」とは、何を引っ張り出してくるのか。
16塔固定観念や自我が壊れ突き抜けたことにより、17星メッセージを受け取ることができています。
17星のメッセージは印象であり希望です。
天から受け取った希望実現するためには、地からの力が必要です。

18月のカードは、無意識の領域から濃いエネルギーを引っ張り出してきます。
それはこれまで見ないようにしてきた新しい可能性であり、抑え込んできた葛藤のようなものかもしれません。
無意識の領域のものは、なかなか混沌としていて、欲望であったり無秩序なものであったり、かなり異質なものも含みます。
ただ、こうした地のエネルギーがなければ希望を実現することはできないのです。
そして無意識領域の解放により、暗く重く否定的なものに飲み込まれないようにしなければなりません。
天と地のバランスが大切です。

カードの絵柄を見てもわかりやすいと思います。
月の力によって無意識領域から可能性であり混沌を象徴したザリガニが上がってきています。
ザリガニの否定的な側面に飲み込まれる危険を警戒して、が吠えています。

無意識領域を解放するには、通常の意識状態から変性意識状態にならなければいけません。
これは夢見の状態、つまり眠りと目覚めの狭間の意識状態のことです。
またこれはイメージ化する作業であり、印象を実現させるために必要なものです。

水晶球を覗きビジョンを見ることは、エーテル体を見ることですが、このイメージ化とはエーテル体に映し出すことに等しいです。
つまりのカードはエーテル体に映し出すことも表しています。
エーテル体に映し出すとは、知覚している感覚的なものをビジョン化し、よくわからなかったものに意味を与えることになります。
(ちなみにエーテル体とは、生命力そのものでありオーラよりも身体よりのもので、感情体に近いです)

そして今日の太陽のサビアンシンボルは「水晶を凝視する人」。
同じ意味を含みますね。

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