今日は小アルカナのソードのエースです。

ソードは風の元素で知性を表します。
エースは始まりです。
ソードのエースは知性による意志の始まりを表します。

ソードは剣で、始まりの１の意味を持つと、真っすぐに進もうとする意志を表すようになります。
意志を貫くことや、その意志の始まりを思い出すことを意味します。

自然界に存在しないような真っすぐなもの、それは感情や環境に振り回されない意志ということです。

今日のサビアンシンボルは、乙女座３０度「目の前の用事に集中しすぎて聞き逃した間違い電話」です。

なにか大切なことがあるのに、どうしてもそれに集中できず、まるで悪い癖かのように目の前のことに集中してしまいます。

やらなければならないことや、とても重要な情報を手にしても、そこに意識を向けなければ活かされません。
真っすぐに進もうとすればするほど、大切なものを見逃すことになるかもしれません。

少し大胆になろうとするぐらいがちょうどよいでしょう。
「もともと何を目的にしていたのか」という視点に戻ることが大切です。

今日は秋分点を通過します。
秋分点は、運行の太陽が天秤座に入るときです。
つまり乙女座から天秤座へ、土から風への移行です。

ソードのエースは風の元素の始まりを表し、つまり秋分点を表すと考えてもよいでしょう。

ちなみに天秤座の１度は「突きとおす針により完璧にされた蝶」です。
乙女座で完成した自己完結的な個性は、天秤座の風のソードで突き刺され、より多くの人目にさらされることになります。

ソードのエースが表す、意志を貫くことと、貫くことで見失うものがあること、よりオープンになることでその両立ができるようになります。

乙女座でどうしても見失ってしまうものを、天秤座では重要なものとしていくことになります。
その変化をソードのエースは表しているでしょう。