大アルカナの２０節制のカードです。
２０の数字は２の系統です。
他に２の系統は、過去を見る２と未来を見る１１です。
２０では過去と未来を自在に動かします。
「自在」この字いいですね。
「自分が在る」ということはとても重要です。

２０節制のカードは、偶然に起こるものはないことを意味します。
運命や偶然に任せた生き方とは、望んだものも望まないものもすべて受け入れると宣言した生き方です。
自分不在の意識の働かないものです。

人はその人の認識によって世界を作ります。
というよりも、自分が見たものしか認識できません。
世界だと思っているものは自分で、自分だと思っているのは世界です。
なので運や偶然に任せてよいものなどなく、すべて自分の意志で引き起こされていることを意識しなければなりません。

牡牛座は初めのうち、自分の運命や資質にお任せの生き方をしていました。
どんなことも自分の資質が引き起こしたもので、抵抗することはできないと思っていました。

今日のサビアンシンボルは２３：４０に「飾られたクリスマスツリー」から「赤十字の看護師」になります。
今日は「飾られたクリスマスツリー」の日です。
暖かい暖炉と飾られたクリスマスツリー、豪華な食事が用意された家は、豊かさそのものを表しています。
いつでも帰ることができる安心安全な家があれば、外へ出てどんなチャレンジもすることができます。
心身ともに豊かで充実していれば、誰かのためになることも、自分の可能性を発展させることもできるということです。

運命にお任せだった牡牛座も、自分に必要なもの望むものは自分の力で手に入れようとしています。

大アルカナは普遍的なものを表します。
自分にとって最も大切なものはなにか、それがあれば心身ともに満たされる、そういうものを今日確認することは、自分にとって普遍的な意味を持つということです。

すべてのことは自分ありきです。
もうすでにそこにあり、任意に引き出すことが人生を創造するということです。