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12吊られた男逆位置、ソード8正位置(2019年5月26日)

今日は大アルカナの12吊られた男の逆位置、逆位置が出たので補足カードを引き、小アルカナのソード8が出ました。

12吊られた男
12の数字は1+2で3の系統です。
3は外へ向けた生産性を表し、12は反対に内面へ向けた生産性を表します。

吊られた男は天に足が着き内的なイマジネーションは豊かですが、地に足が着いておらず生産性はありません。
反対に地に足が着き天に頭が着いていないのなら、それは希望のない閉塞された生き方になります。

また12吊られた男は言葉に関係するカードです。
内的なイメージはイメージのままでは言葉にならず、一言がもつ言霊と言うべき意味を繋ぎ合わせ発することで言葉になります。
内的な一瞬の静けさと集中によって言葉は生まれます。
これは吊られた男そのものです。

吊られた男は小説家や芸術家のように、どんな刺激がなくても自分自身の内面からあらゆるものを生み出すことができます。
今日は逆位置なので外的な刺激に依存し、楽しいことがなければ楽しくなれず、刺激がなければ眠り込んでしまう状態が読み取れます。

ソード8
ソードは風の元素を象徴し思考や意志を表します。
8の数字は圧縮や凝縮を表し、7の数字の活動を一旦止め力を蓄積させます。
ソードの8は知識や知性による拘束を表します。

また風の元素が知性の表現である言葉を意味するなら、内的に集中し自身の中から生まれる言葉を表します。

今日のサビアンシンボルは「過激な雑誌」です。
過激な表現で心を煽る雑誌のような、わくわく刺激的な表現に関心が向きます。
伝えたいことそのものではなく、表現にこそ意味が隠れていることもあります。
正しい情報を求めるよりも心が反応するものに大きな意味があります。
言葉の使い方ひとつで、可能性が広がるような気がしてくるからです。

今日のカードは内的な言葉について説明してくれています。
本当に刺激的な言葉は自分自身の中から生まれるもので、自分が反応する言葉は言葉そのものではなく表現に隠された意味に刺激を感じていることもあります。

そういった意味で言霊は可能性を広げてくれ、何気なく発していた言葉は知らず知らずのうちに真実を物語っていることもあるでしょう。

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